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日産スカイラインGT-Rは未だ現役!新作エンジン系パーツをHKSが続々発表

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: 藤田竜太

GT-R生誕50周年を記念してリリース開始

「HKSは(日産の)GT-Rで育ってきたようなもの」と説明員が語ってくれたHKS。東京オートサロンのブースには、かつて谷田部(日本自動車研究所)などで多くの記録を樹立した、R33型スカイラインGT-Rベースのデモカー『T-002』をレストアして展示。そこには2.8リッターキットのステップ3や、ビッグシングルのGTIII-5Rタービンなど最新パーツが組み込まれていた。

 今年はスカイラインGT-Rデビュー50周年、第2世代GT-R(R32〜34型)の先駆けであるR32スカイラインGT-Rも生誕30周年となる記念の年。ということで、GT-R関連パーツが多数展示されていたのも、今年のHKSブースの特徴だった。
 

 とくにエンジン関係は、第2世代GT-Rが搭載するRB26用の新作パーツに多くの来場者が注目。前記のデモカー『T-002』にも組まれたRB26DETT用2.8Lキットのステップ3は、従来品とは異なり、新しいカタチで復刻されたものだ。 削り出しのピストンとチタンのピストンピンなどには、現在の最新技術を投入。1000馬力級のパワーに耐える強度を優先した仕様と、クランクシャフトのカウンターウエイトに向かう肩の部分を細くしてレスポンスを重視した仕様の2タイプを用意した。

 また、RB26エンジン用のGTIII-2530 スポーツタービンキットも展示。このタービンは、HKSの定番だったSSタービンとRSタービンが、GTIIIに進化したのに合わせ、その中間を埋める2530タービンの後継モデルとして登場予定とのことだ。 新たにGTIII-2530がタービンのラインアップに加わることで、2.6L、2.7L、そして2.8Lでもそれぞれのチューニングエンジンでの選択肢が増えて面白くなってくるだろう。

 他にもRB26エンジン用のエクステンションキットも開発中。GTIII-5Rよりもさらに容量の大きいタービン『6R』も計画中とのこと。さらに補機類も拡充予定と、HKSの第2世代GT-R用への情熱はまだまだ止まることはなさそうだ。

 すでに、スカイラインGT-R生誕50周年記念限定モデルとして、スーパーターボマフラー チタンリミテッドエディション(2019年2月28日までの期間限定)や、車高調整式サスペンションのマックスIV GT リミテッドエディションも、シリアルナンバー入りでR34とR33のスカイラインGT-R用が限定30セット、R32スカイラインGT-R用が限定20セットで登場。
 HKSブースには、スカイラインGT-R誕生50周年を祝うムードが漂っていた。

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  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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