他モデルでもカスタマイズを計画中
カーAVメーカー「アルパイン」が手がけるドレスアップパーツのブランドが「アルパインスタイル」だ。エアロパーツからマフラー、ホイールなどをオリジナルでラインアップしている。
1月11〜13日に千葉県幕張メッセで開催された東京オートサロンに、これらのパーツを装着した車両を数多く出品していたが、なかでも注目したいのが「トヨタ・ハイエース」。
ハイエースは商用車(ワゴンもある)ならではの荷室の広さを生かしたインテリアのカスタマイズが可能ということで、キャンピングカーのベース車として人気のモデル。その一方で「キャンピングカーほど本格的でなくてもいいし、ドレスアップも楽しみたい」というユーザーも多い。
そこでアルパインスタイルは、オリジナルのエアロパーツとフラットベッド仕様のインテリアでハイエースをカスタマイズ。スタイリッシュでスポーティなエクステリアながら、ファミリーでアウトドアレジャーにも出かけられるような、ニュージャンルのハイエースを提案する。
インテリアに関しては、キャンピングカーの製作で知られる「トイファクトリー」との共同開発。インテリアを知り尽くしたプロの手によるもので、さらに、車中泊時も含めた車内の快適性・居住性を高めるために、カーAVシステムの設計(スピーカーの配置やリヤモニターの使い勝手など)はアルパインが手がけることで、ユーザーにとってベストなインテリアを構築することができる。 現状では車中泊を想定したフラットベッド仕様だが、インテリアはユーザーニーズに合わせたカスタマイズの自由度が高いことから、いろいろなバリエーションを用意することが可能だ。
エアロパーツに関しては、フロントハーフスポイラー、サイドステップ、リヤハーフスポイラーという構成だが、ハイエースならではのボクシーなスタイリングを生かし、直線的でスピーディなデザインを採用している。アウトドアニーズを想定し、必要な最低地上高を確保しているほか、サイドステップなどはスライドドアからの乗降性を考慮した形状とするなど、ファミリーユースにも配慮している。
アルパインスタイルでは、今後はエアロパーツはもちろん、インテリアパーツにも力を入れていくとのことで、ハイエース以外のモデルでもインテリアのカスタマイズを計画している。ミニバンやSUV、スポーツカーなど、そのクルマに最適なインテリアカスタマイズを提案してくれることだろう。