ツイン(2気筒)エンジンを搭載する『ニューCBシリーズ』のホンダCBR400R(NC47型)が2017年1月にカラーリングを中心に変更を行った。さらに、エンジンの吸気系の見直しに加え、バルブタイミングとリフト量の最適化を図るなど、低中回転域のトルクを向上するなど、扱いやすさをアップしている。
軽量コンパクトな車体パッケージで扱いやすさが好評の400ccフルカウルスポーツは、2013年に「街乗りからワインディングロードでのスポーツ走行まで楽しめるオールラウンドフルカウルスポーツ」として、空力特性に優れたフルカウルとシャープで個性的なデュアルヘッドライトなどの特徴あるモデルとして登場。
以後、2016年2月に外観デザインの一新、そしてヘッドライトをLED化するなどのマイナーチェンジを受け、2017年4月と2018年4月にカラーリング変更を受けている(2018年の変更時にはABSの標準装備化も果たしている)。
だが、低中回転域のトルクを向上で扱いやすい出力特性に変更されたほか、エキゾーストパイプおよびマフラーの構造を一部変更することで、力強い加速と心地よい吹け上がりを実現している。
また、アシストスリッパークラッチを新たに採用。クラッチレバーの形状変更と合わせ、クラッチレバーの操作荷重を低減させ、より「操る楽しさ」の向上を図っている。
また、分離加圧式のリアサスペンションを採用するなど、サスペンションの作動性をより高めて、幅広い走行状況で扱いやすい運動性能も実現している。また、前後ウインカーもLED化し、新設計のLCDメーターには、ギアポジションインジケーターなどの機能も新たに採用しているという。
今回の変更で「グラファイトブラック」のボディカラーがラインナップから外れ、「マットアクシスグレーメタリック」が新たに加わった。また、グラフィックも一新され、精悍さをさらに強調したものとなっている。