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ミニバンなのに2列シート!広大な自由空間の使い方を提案

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TEXT: 今泉 史(IMAIZUMI Aya)  PHOTO: 増田貴広

3列目シートのスペースまでラゲッジに

 モデリスタは、2月11日までインテックス大阪にて開催されている「大阪オートメッセ2019」で、トヨタカスタマイジング&ディベロップメントとしてTRDブランドとともに様々なカテゴリーのカスタマイズ車両の展示を行っている。

 出展車両の「MULTI UTILITY MU(エムユー)」は、ノア、ヴォクシー、エスクァイアをベースに、通常の3列シートタイプから2列5人乗りに変更することで、後ろのスペースをより自由に、アクティブに使える可能性を提案したコンプリートだ。

 ラゲッジスペースの床には、柔軟性があり、荷重のかかっても凹みにくい耐久性を持つ「ロンリウム」素材を使用。重い荷物を積んだり、車内で机や椅子(オプションのマルチユースボード)を出して食事をとったりなど、幅広い使い方ができるようになっている。飲み物などをこぼしてもすぐに拭ける素材なので、汚れを気にせず大胆に使えるのも嬉しいポイント。

 また、リヤシートを倒すとかなり広々とした空間が現れ、ラゲッジにマルチユースボードを置いて専用マットを敷けば、足を伸ばして寝転がったり、車中泊をしたりすることも可能だ。

 ちょっとしたレジャーや遠出の際に、ゆったりとくつろげる空間を提供することはもちろん、日常では大きな荷物を搭載できるといった、平日から休日までマルチに活躍する仕様となっている。

 

使う人の立場で考案された装備満載

 ラゲッジスペース前部分には、ハンガーフックが装備されており、重いものを引っ掛けてベルトで固定することが可能で、大きな物やレジャー用品を安全に運ぶことができる。

 また、観音開きの床収納も備えており、荷物が乗っている状態でも、片側だけ開けられるなど、使い勝手の良い仕上がりとなっている。

 そのほか、小物を入れられる便利な「クォータートリムカバー」など、痒い所に手が届く仕様が数多く備えられている。

「MU」専用装着オプションとして、車中泊時のベッド、高さを変えればテーブルにも椅子にもなる「マルチユースボード」、ラゲッジスペースの仕切り棚、木目調の床とマッチさせたブラウン基調の「MU専用シートカバー」を設定し、ラゲッジスペースをより快適に使えるアイテムを用意している。

 3列シート目は意外と使わないことが多いというユーザーの声を取り入れた今回のモデルは、ミニバンの新しい楽しみ方を提示してくれている。

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