純正タービンと置き換えするだけ
チューニングパーツメーカー「ブリッツ」が提案する日産R35型GT-R用ボルトオンターボシステムに注目。純正ターボと交換するだけで、ノーマルよりも20〜25%のパワーアップを実現するという。
ブリッツはさり気ないけど性能を向上させる、大人のGT-Rをテーマにしたパーツ開発に着手。エアロや車高調と共に力を入れているのが、「ボルトオンターボシステム」だ。
IHI製の純正タービンをベースに、ブリッツが専用設計したコンプレッサーホイールを組み合わせ、パワーアップしている。このコンプレッサーホイールはダイキャスト製の削り出し。純正よりもサイズアップしながら軽量化も実現している。標準グレードから約20〜25%、GT-R NISMOでも10〜15%出力が上がるというから驚きだ。
だいたい700psくらいまで対応とのことだが、実は今までこうしたR35型GT-R向けの純正交換タービンは存在しなかったという。これは純正タービンがエキマニ一体型というのが大きな要因となっている。
しかし、ブリッツは純正をベースとすることで、この問題をクリア。なんの加工もせずに装着可能とした。インレットも純正触媒付きアウトレットもそのまま使えるのだ。アクチュエータはターンバックル式を採用。耐久性や精度も高レベルとなっている。
純正では物足りないけど、フルタービンで1000psは必要ない。そういった方にちょうどいいタービン。発売は4月頃を予定している。