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有名ジーンズとシート2メーカーがコラボ!デニム地のバケットシート誕生

ジーンズメーカー「ベティスミス」とのコラボ第2弾

 スポーツシートメーカーの「BRIDE(ブリッド)」は、インテックス大阪にて開催された「大阪オートメッセ2019」で、商品展示や試座を行なった。今回紹介されていたシートのなかでも、素材として使用されるのは珍しい”デニム”を使ったフルバケットシート「VIOSⅢ BettySmith」にスポットを当ててみた。

 このモデルは、岡山県倉敷市の老舗デニムメーカー「ベティスミス」とのコラボ商品で「BRIDE×BettySmith」シリーズの第2弾。第1弾モデルの「EUROSTER II BettySmith」は、リクライニングタイプのバケットシートだったが、今作は背もたれ固定式の本格派フルバケットシートだ。

 基本デザインを第1弾モデルのリクライニングモデルと同じにしたのは、運転席と助手席とのデザインに違いが出てしまわないようにするため。運転席側と助手席側ふたつでひとつの、バランスの良い見た目に仕上げられることが可能。すなわち、運転席にリクライニング式を装着するオーナーが、「新作のフルバケットシートを購入→リクライニング式は助手席へ移設」、と既存ユーザーにも配慮したわけだ。

 これまでデニム生地がシート素材に使用されてこなかった理由としては、色あせや擦り切れ、汚れが落としづらいなどが挙げられる。「BRIDE×BettySmith」シリーズに使用される生地は、経年や使用環境によっては多少の色変化はあるものの、ウィークポイントへの対策加工がされている。

 デニムの特性として仕方がないそうだが、ジーンズを履いているとわかるとおり、色合いの変化やダメージでさえ、味が出てきて楽しめるのが良いところ。他のメーカーでデニムを扱っていないのは、そういった色の風化問題もあると思われる。しかし、既存の製品にはないものを世に出そうというチャレンジの気持ちが製品化につながったのだと、専務取締役の高瀬誠次さんは語る。

 「ベティスミス」といえば、国内有数のレディースジーンズブランド。女性からの人気度や認知度が高く、シートの購入に関しても若い女性が多いそうだ。また、第1弾から軽自動車やミニバン系の車両に装着が可能な規格だった点も、女性ユーザーに受け入れられたポイントだろう。

 ドレスアップ要素は強いものの、ベースは本格派のフルバケットシート。モータースポーツ向けで創られているため、スポーツモデルのクルマに装着しても抜群の性能を発揮する。

 第2弾モデルの「VIOSⅢ BettySmith」は、2019年3月までの限定受注生産。カラーはインディゴブルー/ブリーチブルーの2色を設定している。

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