世界限定50台のGT-Rをモチーフにしたマーチ
一方の日産京都自動車大学校は、日産K13型マーチ(現行型)をベースに、GT-R 50 byイタルデザインのモチーフを取り入れた「ITACHI」を展示。若者のクルマ離れを阻止するというテーマで、ベースにはマーチNISMO Sではなく、激安の通常グレードをチョイス。ベース車を安く買って自分好みのクルマにカスタマイズする楽しみも併せて提案したいという。
外観はGT-R 50 by イタルデザインの意匠を上手くマーチに落とし込んだボディキットを作成。前後バンパーだけでなく、サイドのプレスラインも変更し、ベースのマーチとは全く異なるボリューム感のあるスタイルにしながらも5ナンバーサイズに収めている。 ドアノブもノーマルのグリップタイプからGT-Rと同じフラットタイプに変更し、リアのドアノブの位置も変更する力の入れようだ。ボディカラーもGT-R 50 by イタルデザインに近づけるため、エルグランドの黒をベースに独自に調合を加えた塗料を使用し、高級感のある雰囲気を実現した。
エンジンとミッションはベース車は1.2リッター3気筒エンジンとCVTの組み合わせだが、マーチNISMO Sに搭載される1.5リッター4気筒エンジンと5速MTの組み合わせに換装。最終的には公認車検を取得し、学校で使用できるようにしたいとのことだ。
どちらも学生らしい自由な発想で作られた車両であり、来場者が途切れることがないほど注目を集めていた。こういった学生がいることを確認できるだけでも大阪オートメッセに足を運ぶ価値があったと言えるだろう。