新世代VTECエンジンへの換装を提唱
インテックス大阪で開催された大阪オートメッセ2019では、80年代~90年代のホンダ・コンパクトを多く見つけることができる。そんな中でも多くの注目を集めていたのが「OSAKA JDM」のブランドでも知られるFIVE MARTのブースだ。
ワンダーと呼ばれる3代目シビックや、初代、2代目のCR-Xなど、一時代を築いたホンダのスポーツコンパクトがズラリと並んだ姿は圧巻。特に無限PRO IIのフルキットを装着したサイバーCR-X(2代目)は一見の価値があるだろう。当時の鈴鹿サーキットで撮影されたカタログ写真を覚えているアラフォー世代は少なくないハズだ。
当然現在はこのエアロは絶版品となっているが、運よくキットを装着した個体を発掘し、各部を仕上げたという。まさか2019年にここまで状態の良い無限PRO IIのフルキットを装着したCR-Xを拝めるとは思ってもいなかった。この車両を見てCR-Xが欲しくなった人もいるのではないだろうか。
しかし、残念ながらこの年代のホンダ車は決して部品の供給状態はよろしくない。そんな状況を鑑みて、FIVE MARTの古川代表はB18C(ホンダのエンジン型式)などの若い世代のVTECエンジンへの換装を提唱している。この辺りのエンジンであれば、アフターパーツも豊富で部品供給もまだ心配のない世代ということで、安心してドライブを楽しむことができるというわけだ。
さらに代表自ら鈴鹿クラブマンレースに参戦しており、ホンダ車に対しては20年近いキャリアもあるということで、さまざまなアプローチでネオクラシックホンダ車を楽しめるようにサポートしてくれる。最近では、地元のホンダディーラーであるHonda Cars 木津とタッグを組み、初代NSXのリフレッシュプランも開始している。そのクオリティの高さも注目のポイントだった。