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ホンダが旧車2輪の部品供給を拡大「CB750F・NSR250を含む3車種用を再販へ」

二輪車に乗る喜びを提供する取り組みへ

 2017年、「ホンダ」がNSR250とCB750Fourの欠品パーツの供給を再開したことがニュースで報じられた。あれから1年半、予約受注だった再販パーツの入手機会を逃してしまったユーザーや、2車種以外にもパーツの供給をと望む声があがり、2017年に発表した再販パーツを改めて販売。そして新たにCB750F用の23点の部品の再生産が決定されることが発表された。2019年3月にかけて生産を行ない、4月頃から順次販売を開始することとなる。

 本田技術工業の部品課とホンダモーターサイクルジャパンとが連携して補修部品を再販売。「旧型二輪車をお使いのお客様に、安心して永く乗って頂き、これからも乗り続けられるように」という思いからだ。ととはいえ、新型車の販売が終了したから部品の供給もストップというわけではなく、量産終了後も部品の継続販売を続ける努力はなされている。それでも生産設備や金型の老朽化、さらに生産数の減少といったこともあって廃番となるのは世の流れ。実際にNSR250Rでは82%、CB750Fourは66%、CB750Fは59%が販売終了部品だという。この数値は、特にホンダが高いとか低いということではないようだ。

今回、CB750F用に再販売されるパーツは23点のみ。車両一台当たり1000点近いパーツがあるなかで少ないと感じるかもしれないが、すべてを再販するには簡単に実現できるものではない。

 本田技研工業・部品課 国内業務課の山内 渉主任は「部品の選定って難しい部分はありますが、販売店やCBオーナーズミーティングなどに実際に足を運んで、どんな部品が足りないのかということを聞いたり、専門誌に目を通すなど、何が必要なのかというのを調べながら選定しました」と語る。「走るために必要」、「商品性が高い」、「市販品で代替えがない」、「問い合わせが多い」といった、ユーザーニーズが強い部品と、安心して乗り続けるために必要な部品を選定したわけだ。具体的な販売時期や、部品の詳細についてはホンダのWEBサイトで随時案内をしていくという。

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