古さは隠せない当時の最先端電装パーツ
インテリアは、マルチビジョンなど当時では革新の装備が満載。しかし、前期型でオプション設定されているエレクトロマルチビジョンは、「さすがに今となっては使えない。ただマルチシステムを残したままオーディオを変更することもできるので、必ずしもマルチレスじゃないとダメというわけではないですね」とのこと。また、保管状況が悪いとダッシュボードが劣化でめくれている場合もあるので要チェックだ。
また、電動機能は年式的に壊れているケースが多い。パワーウインドウやシート、エアコンなどのスイッチをひと通り触って、しっかりと動くのか確認は必要だ。
撮影車輌は良い状態を保っていたが、モケットシートは日焼けや色あせなど劣化しているケースが多く、ひどい場合は粉が吹いていることもあるそうだ。革シートもひび割れている車輌が多いので、よく見ていただきたい。
写真の4リットルV8モデル「クラウン・4.0ロイヤルサルーンG」のボディサイズは、全長4860×全幅1755×全高1400(mm)/ホイールベース2730mm/車輌重量1690kg。
これからは旧車としての輝きを放つこと間違いなし。中古車相場は30万〜100万円と、手の届きやすい存在といえるだろう。