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フロント2輪を採用する「ヤマハ トリシティ155 ABS」が初のマイナーチェンジ

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)

シート高を低くし、足つき性と乗降性を向上

 フロント二輪のLMW(Leaning Multi Wheel)機構を採用したヤマハ「TRICITY(トリシティ)125」の“軽二輪”バージョン「TRICITY 155 ABS」。155㏄エンジンを搭載し、2017年登場のLMW第2弾モデルが、初のマイナーチェンジを受けた。

 “もっと行動範囲を広げ、さらに所有感を満たすNew Standard City Commuter”をコンセプトに開発された「TRICITY 155 ABS」は、VVA(Variable Valve Actuation:可変バルブシステム)採用の“BLUE CORE”エンジンを採用。その搭載エンジンに合わせ、フレームも125ccモデルのものとは異なる設計がなされ、剛性バランスの向上や足元スペースの拡大なども行われた。また、後輪には130mmのワイドタイヤを採用したのも特徴である。

「パラレログラムリンク」と「片持ちテレスコピックサスペンション」から成るLMW機構は、リーンさせる機能と、左右サスペンション機能を独立させ、深いバンク角と大きなハンドル切れ角が特徴。フロントの左右独立サスペンションは、荒れた路面などで高い吸収性を誇り、快適な乗り心地にも貢献している。

 今回の変更で2019年モデルは、従来モデル比でシート高が15mm低く、フィット感に優れたシートを新たに採用し、足つき性と乗降性を向上。また、カラーチェンジも実施され、TRICITY125シリーズに設定される、大人の上質さを体現した「マットグレーメタリック3」を新たに採用。「ホワイトメタリック6」、「マットビビッドパープリッシュブルーメタリック1」との全3色を設定する。

「TRICITY 155 ABS」の価格は47万5200円(消費税込)。2019年3月20日(水)から発売となる。

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