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粗悪品ではダメ! サーキット走行で必需品のヘルメットの選び方とは

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)

使用期限が定められているので注意

 ただ、いずれの場合も「製造後10年を経過したものは使用してはならない」というルールがある。クラッシュ時に、頸椎や頭蓋骨損傷を防ぐHANS(FHRシステム)は、国際格式以上の着用が義務づけられているが、走行会では任意。とはいえ、HANSの装着を推奨しているサーキットや走行会主催者も増えてきているので要チェックだ。

 その他、ヘルメットはサイズも重要。購入前に試着して、ちょっときつめのサイズを買うのがコツ。あとは顎ひもをきっちりと締めて、使用後は陰干しで乾かしておくのもポイント。できればフェイスマスク(FIA公認ならベスト)を併用すると、ヘルメットの清潔度も保ちやすい。

 ヘルメットも経年劣化するし、頭にかぶるものなので中古品はすすめられない。高価なものではあるが、5~10年で買い替える必要がある消耗品と考えておきたい。

 最後に、ヘルメットはクラッシュしたときの衝撃や火災から大事な頭部を守るためのギアなので、安価で低品質なものは避けること。また、サーキットや走行会の主催者によっては、レンタル用のヘルメットを用意しているところがあるので、初期投資が辛いという人はレンタルを利用してみるのもひとつの手だ。

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  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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