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風を送ったりイジりすぎはダメ! キャンプの主役「焚き火」正しい火の起こし方とは

投稿日:

TEXT: 大森弘恵  PHOTO: 大森弘恵

マッチなどで着火できるのは乾燥した小さな火口

 マッチやライター、ファイヤースターターで直接、薪を燃やすのは至難の業だ。これらで燃やせるのは、柔らかくて乾いたもの。キャンプ場で手に入れやすいのは、松やスギの葉、剥がれ落ちた樹皮、ガマの茎や穂綿など。火起こしするとき、これらの火口を探して試してみるのも焚き火の楽しみのひとつだ。

 ただし、雨続きで火口になりそうな乾いたものが手に入らない場合もある。そのようなときのために、麻ひもをほぐしたものを用意しておくと安心だ。

 できればキャンプなどに行くたびに、火口になりそうなものを集めて乾燥させておき、ビニール袋に保管。次のキャンプに持っていく……という習慣づけるものいい。

 

焚き付けの細い小枝は両手で持つ量を集める

 焚き火では、柔らかな火口から、柔らかな小枝、細い薪……といった具合に徐々に硬くて太い薪へと炎を移していくのが定石。焚き火を始める前に、手持ちの薪や小枝を、あらかじめ太さごとに分類しておこう。

 左より、火口となる樹皮や乾いた葉、ようじや鉛筆くらいの太さの小枝=焚き付け、細い薪~太い薪。

 焚き付けは折ったときに「ポキッ!」と乾いた音がするものを拾ってくる。焚き付けや細い薪は、それぞれ両手でつかめるくらいあれば十分だが、湿ったものしか手に入らない場合は多めに準備したい。

 

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