スチールからカーボンまで様々な材質が採用される
そんなストラットタワーバーの材質は、スチール/アルミ/チタン/カーボンなど多種多様。スチールは低コストで作れる、チタンやカーボンは軽くて強度が高い、アルミは価格と性能のバランスがいいなど、それぞれにメリットが存在するので目的に合わせて選びたい。
取り付けはストラットタワーのボルトと共締めするのが一般的で、レーシングカーではより剛性を高めるため溶接することが多い。パイプの形状や太さもボディ剛性の向上を追求したり、エンジンや周辺パーツとの干渉を防ぐなど、メーカーの考えによりさまざまだ。
また、パイプの突っ張り具合をターンバックル式のネジで調整できる商品もあり、そちらは路面コンディションやドライバーの好みに合わせて、細かくセッティングできる中~上級者にオススメ。取り付けは基本的にカンタンな工具さえあれば可能だが、ストラットタワーの位置によっては脱着するパーツが増えたり、DIYでは難しいケースもあるので作業の際は注意しよう。
より本格的な使い方としては上で書いた調整できるタイプや、フロントとリヤで付けたり外したりしつつ、好みのセッティングを探るという手法もある。スポーツカーに限らず高速道路での移動が多いドライバーや、走行距離が増えてボディ剛性の低下を感じている人は、コストパフォーマンスに優れるチューニングパーツ、ストラットタワーバーを試してみては如何だろうか。