三菱の世界戦略車の再来
トライトンは、「究極のスポーツ・ユーティリティ・トラック」というコンセプトを掲げ、三菱の開発思想である“Engineered Beyond Tough”を色濃く反映された世界戦略車であり、1978年に発売した初代L200(日本名フォルテ)からインスパイアされた要素が多分に盛り込まれている。
新世代の「ダイナミックシールド」をフロントデザインに採用した力強いスタイルや、オフロードでの走破性を向上させた4WDシステムの採用。さらに先進の予防安全・ 運転支援技術を採用することで大幅に商品力を高めている。
また、ビジネスユースにおける耐久性と信頼性に加え、プライベートユースにおける快適性や乗り心地もこれまで以上に磨かれている。
パワートレインは、2.2リッタークリーンディーゼルエンジンに6速ATを組み合わせ、スムーズかつ力強い加速性能を発揮。しかも、ディーゼルエンジンの排出ガスをクリーンに浄化する尿素SCRシステムを採用したことで、優れた環境性能を実現しているのも見逃せない。
ピックアップトラックから派生したSUVが、その万能性を武器に人気を集めていったことで、かつてはクロスカントリー・ブームの主役だったピックアップトラックは、本来のビジネスユースに特化したクルマという元のポジションに戻っていった時代の流れはある。
しかし、ピックアップトラックの持ち味であるタフさは健在。ダブルキャブには4名が乗れて、荷台には大きな荷物も余裕で積載できる。濡れていようが汚れていようがお構いなしだ。
そんなピックアップトラックをプロだけに独占させておくのはもったいない。確かに、にわかレジャー派にこれを扱うのは荷が重いかもしれないが、本格アウトドア派を標榜するアクティブな人々にとっては、これほど頼れるクルマはないのである。