削り出し製法で高性能がより身近に
最新の技術力と高いデザイン性で多くの作品を生み出してきたホイールメーカー「Weds(ウェッズ)」。カスタマイズ&チューニングの各種シーンを網羅する幅広いシリーズ展開も魅力なのだが、同社はさらに新たな注目ブランドを発進させた。
その名は「F ZERO(エフゼロ)」。”F”はFORGED、”ZERO”はゼロからのスタートという意味を持たせた鍛造ホイールブランドで、デザインの自由度を高めつつ、軽量化と高強度を両立する削り出し鍛造という製法が採用される。その最新2モデル、『FZ-1』と『FZ-2』に迫ってみることにしよう。
F ZEROの採用する削り出し鍛造とは?
高圧鍛造機でプレスされたアルミニウムの塊を、コンピュータ制御されたマシニング加工で成型。マシニング=削り出すことで描かれる独特の立体感、彫刻品のような鋭い風合いを生み出し、鋳造や金型の鍛造製法には表現できない美しさを発揮する。素材は鍛造アルミのため、本来の軽量かつ高い強度というアドバンテージを確保。デザインと性能を高次元で両立したのが、削り出し鍛造だ。
【F-ZERO FZ-1】
さらにメインのツインスポークはリムオーバー、サブスポークは1段下にセットした天面部分も見逃せない。スポークの配置に段差を与えたことによる立体感の演出や、リムに与えたマシニングロゴなど、絶妙な魅せヂカラもウェッズらしい表現の巧さと言えるだろう。
【F-ZERO FZ-2】
F-ZERO FZ-1と同様にセンターで大きく落とし込んだコンケーブ断面、リムのマシニングロゴ、高級感を際立たせるセンターキャップも踏襲。静かにハイエンドを主張する。
表情の異なる2カラーを設定
高性能と高デザインを幅広い車種へ
軽量かつ高剛性な鍛造ホイールといえばスポーツカーという印象だが、F ZEROはデザイン性までを徹底追求し、特別なオーラを持たせたシリーズだ。設定サイズはともに18〜21インチ。すなわち、レクサスなどのプレミアムモデルをはじめ、セダン、ミニバン、SUVもターゲットとなる。豊富なサイズラインアップも然り、破格のプレミアム性を幅広い車種で堪能できる。
最後に、特筆すべきは鍛造ホイールでありながらリーズナブルな価格設定とした点。高性能かつトレンド満載という”憧れ”を身近にしたのも「F ZERO」の美点といえるだろう。
ウェッズ TEL03-5753-8201