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安全装備のロールケージが車検に通らない? 役割と注意すべき点とは

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TEXT: 岡田幸一  PHOTO: Auto messe web編集部

乗車定員の保護と変更が必要

 さて、車検に関してのポイントは2つ。まずはひとつ目。市販されているロールバーの材質のほとんどが、スチール製かクロモリ製。いずれの場合も乗員保護の観点から、金属がむき出しの状態では車検に通らない。そこで、クッション性のあるものを巻き付けておく必要があるのだ。

 定番はロールバーパッド。ロールバーをつくっている有名メーカーであれば、必ずロールバーパッドも取り扱っている。ロールバーを車内に装着した後で巻きつけるよりも、バーを組む前の単品状態でつけるほうが手順としても効率がいいし、見た目も美しい。このあたりが装着する際のコツのようなもの。プロは匠の技を用いて、パッドを美しくつける術を持っているわけだ。

 2つ目の注意点は、ロールケージを装着することで乗車定員数が変わってしまう場合もあることだ。後部座席をつぶして斜行バーを入れると人が座れなくなるケースがよくある。車検証には乗車定員数の記載があるので、記載事項を変更しないと車検には通らない。

 後部座席を取っ払うときは、定員を2名に変更すればオッケー。ロードスターやコペンなど、もともと定員が2名のクルマはもちろんその必要はない。

 以上のように、いくつかの注意点を知ってさえいれば、ロールケージやロールバーを装着すること自体はそれほどハードルの高いものではない。公道を走っても何ら問題ないし、デメリットと言えば少々車重が増えるぐらいだろう。安全という意味でのメリットは多々あるし、ボディ剛性アップという部分でも操縦安定性が向上するなど機能的な効果は大きいのだ。

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