日産インフィニティQ45
平成元年に「ジャパンオリジナル」というコンセプトで登場した日産入魂の高級車がインフィニティQ45。オプションで金粉蒔絵(漆塗り)のインストルメント・パネルを用意したり、18金製のゴールドキー(価格52万円)のオプションがあったり、油圧式アクティブサスを採用したり、話題性はたくさんあった。
そして大胆にもフロントフェイスは、グリルレスの薄いマスクにインフィニティマークの七宝焼きのエンブレムという組み合わせで勝負! しかしこのデザインは不評に終わり、マイナーチェンジの際、七宝焼きエンブレムも廃止されてしまった……。
トヨタMR2(AW11)
七宝焼きのエンブレムはコスト的にも高級車専用のイメージがあるが、1984年にデビューした初代MR2=AW11のエンブレムも七宝焼きだった。
AW11のエンブレムには文字は入っていない。鷹か鷲か、ともかく猛禽類の図案が描かれている。この猛禽類の絵、じつはAWの文字を模したとされているが、「A」はともかく「W」の字は・・・・・・。
このAW11の七宝焼きのエンブレム、約20年前に補修部品が製造廃止になり、樹脂製のエンブレムに切り替わっているので、レアアイテムとなってしまった。