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428馬力の駿足救援車「日産パトロール NISMO」をSUPER GTレースに投入

富士スピードウェイで贈呈式を実施

 日産自動車は、GTアソシエイションが運営する自動車レース「SUPER GTシリーズ」のファースト・レスキュー・オペレーション(FRO)車両として、「パトロールNISMO」を提供すると発表。来たる5月4日、SUPER GT第2戦の決勝レースが行なわれる富士スピードウェイ(静岡県)において、贈呈式を実施する。

 FRO車両は、レース中にアクシデントが発生した際に、ドライバー、ドクター、レスキュースタッフが乗車し、迅速に救助活動を行なうことを目的としたレスキュー車両のこと。作業に向かう車両のことを指すと思われがちだが、スペシャリストによって構成されたチームによって救援活動が行なわれている。少しでも早く問題の場所にたどり着くために、ドライバーのスキルにくわえて高い走行安定性と信頼性を持つ車両が必要だ。

 提供される「パトロールNISMO」は、世界の過酷なレースで戦い、勝利を収めてきた経験と知識を基に、高度なレーシングテクノロジーを搭載した「NISMOロードカー」シリーズのハイパフォーマンスモデル。ベース車のパトロール(下写真)は、優れた走破性を武器に中東市場において高い人気を誇っている。

 そんな6代目パトロールは、NISMOのチューニングによって5.6リッターV8エンジンは、428ps、560Nmという圧倒的な出力を発生。3トン近い車重や全幅約2mという大柄ボディからは想像のつかない俊敏なハンドリングを併せ持つ究極のパフォーマンスSUVとなっている。

 これまで長きにわたりFRO車両として活躍した「スカイラインクロスオーバー」からバトンを引き継ぎ、激闘のSUPER GTレース活動を支えていく。

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