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アクセルペダルの踏み間違い事故を防ぐ! クルマの誤発進抑制装置が取り付け可能に

高齢ドライバーの運転操作ミスを軽減

 ブレーキペダルとアクセルペダルの踏み間違いが原因の事故。とくに4月19日に起こった東京・池袋の高齢ドライバーによる痛ましい交通事故は、アクセルペダルの操作ミスとも報じられている。そのような事故の発生を抑制する「急発進防止システムAWD-01」が自動車用の電子パーツメーカーのデータシステムからリリースされた。

 近年のクルマには、サポカーと呼ばれる安全運転サポート車が増え、被害軽減自動ブレーキやペダル踏み間違いによる加速抑制装置といった機能を装備するが、以前はこのような安全運転支援装備がなかった。特に高齢ドライバーは、慣れ親しんだ旧型のクルマを乗り続けたがる人や、経済的な理由によってサポカーへの乗り換えが進まないのが実状だ。

 急発進防止システムAWD-01は、電子スロットルの特性を利用して、停車時または時速10km/h以下でアクセルペダルを強く踏み込むと、その操作信号をキャンセル。ブレーキペダルを離した状態になって、クルマはユルユルと進む(クリープ現象)だけで急発進を防止する。さらにブザーで警告を発するようになっている。

 このほか、アクセルとブレーキのペダルを同時に踏んだときは、ブレーキを優先してアクセルを制御。仮にアクセルを踏み込んだままで、ブレーキペダルを離しても急発進しないようにプログラミング。任意で制御をオフにすることも可能で、坂道発進のようにブレーキペダルとアクセルペダルを同時に踏むようなシーンでは、スイッチで制御を解除して発進できる。

 なお、アクセルを踏み込むと制御機能は自動復帰するので、スイッチの切り替え忘れといった危険もないという。なお、取り付けは車種専用ハーネスが別途必要で、一部の自動車量販店で行なっている。

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