アウトドア用とインドア用をラインアップ
幅広い年代の旧車を修復・復元しているヤナセのグループ会社「ヤナセ クラシックカー センター」では、クラシックカーの保管に最適な「カーカプセル」の販売を4月12日に始めた。カプセルと言っても最初から完成形ではなく、ベースマットに愛車を載せてからジッパーを閉めてファンをセット。約5分でバブル状態に膨らむユニークな逸品だ。
2018年4月から営業を開始したヤナセ クラシックカー センターは、日本でも最高水準のレストアファクトリーだ。厳格な第三者検査機関であるテュフ・ラインランド・ジャパンから最高水準の「プラチナ」認証を日本で初めて取得した板金工場を擁しており、メルセデス・ベンツの6型式について「クラシックカーガレージ認証」を受けている。
そんな同センターがこの度、クラシックカーをはじめ大切な愛車を保管する「カーカプセル」の取り扱いを開始した。アメリカで設計されたというカプセルは5種類。いずれもベースマットに愛車を載せてからジッパーを閉めてファンをセット。AC12V電源で風船状に膨らませて、空気の膜で保護する画期的なアイディア商品だ。
室内保管が前提のインドア用に加えて、雨や雪にも耐えるアウトドア用にも大小の2サイズを用意。さらにケース上部にLEDライトを組み込んでライトアップ可能な「ショーケース」、オートバイ用の「バイクカプセル」という豊富な品揃えだ。
カプセル内の空気を定期的に循環させて、適度な湿度を保ちながらも車内に凝縮した水分は除去。チリやホコリ、腐食、害虫、カビなどから保護して、いわゆる偶発的なダメージを排除することにも成功している。ベースマットはオイルやガソリンなどによる影響が少なく、カビや熱にも強い素材を使用。電気代も一般的な使用でインドア用は約500円/月、アウトドア用は約900円/月とリーズナブルだ。
このカプセルは写真にもあるようにヤナセが所有する日本最古のVWビートル(タイプ1)をバブルで覆い、去る4月5日から7日まで幕張メッセで開催された「オートモビル カウンシル 2019」のヤナセブースにも展示され、大いに注目を集めた。
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ヤナセ クラシックカー センター