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車検がないから改造自由!ナンバープレートのないサーキット専用車を買うメリットとは

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)

プレートなしのマイナス面も大きい

 しかし、安易にサーキット専用車を購入するのは危険。続いてはナンバープレートがないことによるデメリットを挙げていきたい。最大の問題はサーキットまで自走できず、積載車が必要であること。格安で貸りられる馴染みのカーショップがあれば別だが、レンタカーだと24時間で2万円~が相場。イベントは朝早くから行なわれる場合が多く、前日に借りて車両を積み込むのが一般的。遠征になれば2泊3泊となりレンタル料金も増えていく。

 また、プロショップへも自走できないってことは、日常のメンテナンス程度は自分でこなすスキルも求められる。たまに「仮ナンバー」という臨時運行するための許可番号標で自走する人もいるが、本来は車検が切れたクルマを車検取得のため運輸支局に運ぶ場合や、ナンバープレートが盗難にあったときに使うモノ。サーキット走行を目的に使うのは不正使用であり、虚偽の理由で申請するのも法律違反だ。実際に常習犯として検挙された例もあるので絶対にやめよう。

 そしてナンバーがないからといって、置き場所まで不要というワケじゃない。上で書いたとおり簡単な作業は自分でやるってことは、地面はアスファルトかコンクリート、さらに屋根が付いていることが望ましく、工具やオイルなどパーツの保管場所も必要。コレだけでもハードルは上がるし、環境がよければよいほど賃料も上がるのも忘れずに。

 いまではコース内にレンタルガレージを用意するサーキットも存在する。賃料や走行回数などのバランスを見極め、費用対効果が許容範囲であればベストな選択肢かもしれない。

*掲載写真はすべてイメージです

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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