電波を遮断して無断傍受を抑制
本サイトでも既報の通り、自動車のスマートキーが発する電子キー信号を不正に傍受してセキュリティを解除する、自動車盗難の新しい手口「リレーアタック」。その対策が急務といわれているが、カーセキュリティの名門からリレーアタックの対策ポーチが登場。令和の時代、キーはケースに入れて持ち歩くのがトレンドになるのかもしれない。
カーセキュリティシステムのHORNET(ホーネット)やVIPER(バイパー)などの発売元であり、プロショップ「セキュリティラウンジ」を展開する加藤電機から、『HORNETリレーアタック対策ケースRAC-1』が発売された。
リレーアタックとは、電子キーが常に微弱な電波を出していることに着目して電波を傍受。これを増幅して飛ばすことで、被害車両のロックを解錠し、さらにエンジンを始動させて盗み出すというもの。在宅中ばかりでなく、買い物など外出先の駐車場でのほんの数分の間に盗まれてしまうこともある。
自動車盗難の新しい手口を防ぐ手段として、有効なのは電波を遮断できるケースに電子キーを入れること。本サイトでの実験レポートのとおり、その効果は非常に高い。
さて、今回の対策ケースは手のひらサイズの黒革調ケースで赤ステッチを施し、表側にはHORNETロゴを型押ししたシンプルデザイン。H85×W55×D20mm(ケース本体は約H125×W90mm)とやや大きめなので、ほとんどの電子キーとカードキーが収容可能だ。
「HORNETリレーアタック対策ケース RAC-1」に自動車の電子キー(スマートキー)をケースに入れるだけで電子キーの電波を遮断するので普段使いしやすく、スマホ感覚で持ち運べる。