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硬くて辛そうなフルバケットシート!じつは長距離走行で疲れにくい理由とは

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

リクライニングなどはできないけど安定感はバツグン

 また、リクライニング機構がないため、取り付けたあとにポジションを微調整するのはちょっと面倒。取り付け時に、きちっと正確なポジション合わせをしておくことが重要だ。当然、疲れたときにシートを倒してちょっと一休み……というのもできなくなるので要注意。

 こうしたデメリットはあるにせよ、身体にジャストフィットするフルバケットシートは、ある意味快適で、クルマとの一体感が高まることで、一段と引き締まった走りができる。スポーティーな走りがより楽しくなってくる。いいシートはそれなりに値段も張ってしまうが、それだけの価値があるものが多い。

 いいシートの条件は、第一に自分の身体に合っていること。そして剛性が高く、高密度のウレタンを使っていること。あとはシート本体とシートレールが保安基準に適合しているかどうかも、大事なチェックポイントだ。

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  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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