リクライニングなどはできないけど安定感はバツグン
また、リクライニング機構がないため、取り付けたあとにポジションを微調整するのはちょっと面倒。取り付け時に、きちっと正確なポジション合わせをしておくことが重要だ。当然、疲れたときにシートを倒してちょっと一休み……というのもできなくなるので要注意。
こうしたデメリットはあるにせよ、身体にジャストフィットするフルバケットシートは、ある意味快適で、クルマとの一体感が高まることで、一段と引き締まった走りができる。スポーティーな走りがより楽しくなってくる。いいシートはそれなりに値段も張ってしまうが、それだけの価値があるものが多い。
いいシートの条件は、第一に自分の身体に合っていること。そして剛性が高く、高密度のウレタンを使っていること。あとはシート本体とシートレールが保安基準に適合しているかどうかも、大事なチェックポイントだ。