来場者の反響次第で市販化の予定も
SUPER GTマシンのエキゾーストノートが響き渡る、ゴールデンウィークの富士スピードウェイ。レース取材の合間、グランドスタンド側のイベント広場に来てみると、快晴の青空の下、ひときわ目立つメタリックブルーの車両に目が止まった。日産のX-TRAIL、NOTE、そしてLEAF Conceptの3台である。
じつは、このLEAF Concept(リーフコンセプト)は、今年1月の東京オートサロン2019、2月の大阪オートメッセ2019に登場したクルマ。カスタマイズ・イベントから3〜4ヶ月経過した今、再び展示するには何かしらの思惑があるに違いない。
「実はオーテックとしてSUPER GTのイベント広場に車両展示するのは初めてなのですが、オーテックのコンセプトである『Premium Sporty』、そして『Interior Personalization Program』を多くのモータースポーツファンの方々にも知っていただきたく、こちらの3台を出展いたしました」とは、出展者のオーテックさん。
展示車両のなかでも最も注目したいのが、日産の電気自動車であるリーフだろう。2017年に2代目へと進化を遂げてからまもなく1年。オーテックの描くEV車両について話を伺った。
「LEAF AUTECH Conceptは、パーソナライゼーション・プログラムによって、ステアリングホイールと前後シートの色と素材を変更。また、メタル調パーツを使ったオーテックオリジナルの前後バンパーとフロントグリル、アルミホイールのほか、こちらの3車種には市販車での設定がない専用色、Premium iconic color『AUTECHブルー』を採用しております」。
ーーインテリアについて
ーー市販化の可能性について
「すでに市販化されているX-TRAIL AUTECHやNOTE AUTECHでは、特に外装パーツの販売のお問い合わせも頂いておりますが、こちらはコンプリートカーの補修部品としてのみの販売となっております。 また、リーフについては現状コンセプトカーとしての出展ではありますが、今回ご来場いただいたお客様からのご反響しだいでは、ぜひ市販化も検討したいと考えております」。
ピュアスポーツ色の強いNISMOと一線を画す、プレミアム・スポーティ路線で日産車を上質かつエレガントにカスタマイズし、コンプリートカーとして販売するオーテック。そんなワンオフものを手軽に手に入れる事のできるプログラムを利用して、あなたも自分だけのオリジナルカーを手に入れてみてはいかがだろうか。