1年で5〜6月が最も紫外線量が高くなる
炎天下で車内温度を高くするのが赤外線。そして日焼けの原因となる紫外線だ。これらをカットすることで、エアコンの効きが高まり燃費向上も期待できるウインドウフィルムが登場した。しかも、飛び石などの飛来物によるガラスのキズ付きも抑制できるという。
0.15mmの高分子ポリウレタンフィルム層と、0.05mmのアクリル樹脂系特殊粘着剤。クリアな透明感と耐衝撃性に優れた特殊ポリウレタンフィルムが、カーケミカル用品メーカーソフト99の子会社である「SOFT99オートサービス」が取り扱う「CLIMAX」だ。このボディ用プロテクションフィルムは、特殊なフッ素コート層を形成し、汚れを寄せ付けず洗車だけで美しさを保つことが可能なうえ、自己復元機能も備わるために小傷を目立たなくすることが可能。愛車のボディを飛び石や汚れから守りたいという高級車ユーザーを中心に支持を集めている。
このCLIMAXシリーズに新たに追加された『フロントガラス保護フィルム』は、0.5mmと厚めのフィルムで、フロントガラスへの飛び石からしっかりとガード。すでにフロントガラスを保護するフィルムは他社からもラインアップされているが、フロントガラス保護フィルムにはIR(赤外線)カット効果も持ち合わせているのが特徴だ。
IR(カット)とは赤外線のこと。夏場は車内の温度上昇を、冬場は車内の温度低下を劇的に抑えてくれるというもの。特に面積の大きいフロントウインドウへの施工は、より効果を発揮してくれるという。また、フロントガラス保護フィルムは、車検基準である可視光線透過率70%以上を余裕でクリアする、90%という高い透明度を確保。そして紫外線は99.8%、赤外線(IR)は90%カットと、紫外線による日焼けと赤外線による車内の温度上昇を軽減してくれる。
専用ハードコートと2層構造のポリエステルフィルムを採用し、飛び石によるガラスのキズ付きを保護。1台当たりの施工費用は約12万円と国産車のフロントガラス交換と同等なのだが、車両保険で修理した場合は等級ダウンして翌年の保険料が高くなるうえ、ランボルギーニなどのスーパーカークラスともなればガラス交換の費用は70万~80万円。プロテクションフィルムによる保護はかなり有効といえるだろう。
今夏はさらなる猛暑も予想されており、暑さ対策は急務。紫外線によるインテリアの劣化も避けたいカーマニアには是非ともオススメしたいこのフィルム。見た目はまったく気付かれず地味な存在だが、その機能性は侮れない存在といえるだろう。