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ファミリーカーでも体感できる! 効果がわかりやすいカスタマイズパーツ5つ

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TEXT: 山本晋也  PHOTO: Auto Messe Web編集部

機能性や実用性が向上する

 愛車をカスタマイズすることは、自分だけの一台に仕上げるという喜びがある。ちょっとした変化を味わえるのもオーナーならではの特権ともいえるが、お金をかけてカスタマイズしたならば進化を感じられるとうれしいのも事実。ここでは、比較的“わかりやすい”カスタマイズについてピックアップしたい。

タイヤ

 モータースポーツやチューニングにくわしいドライバーならご存知のようにタイヤの進化は日進月歩。ワンシーズンごとに驚くほど性能を上げている。とはいえ、多くのユーザーは溝が浅くなり、ゴムが硬化した頃にタイヤを履き替えるだろう。

 年間1万km程度の走行距離を重ねるユーザーであれば、3~5年おきに新品に交換するといったサイクル。毎年アップデータされているといっても過言ではないタイヤの世界だけに、5年も経てば、たとえ同等カテゴリーのタイヤに換えても、その進化ぶりには驚かされるはずだ。

 高級サルーン向けであれば静粛性は段違いに向上しているだろうし、エコタイヤなら燃費と安全性能のバランスが良くなっている。その中でもわかりやすいのはスポーツラジアル。限界性能が上がっているだけでなく、日常域でもグリップバランスがアップしているのが体感できるはずだ。

 

ブレーキパッド

 ブレーキパッドも年中交換するものではなく、日常ユースのクルマであれば2~3年で交換すれば早い方といったパーツだ。多くのケースでは純正品・純正相当品を選ぶだろうが、ブレーキパッドをスポーツタイプに交換すると、その違いは明確だ。踏んだ瞬間からギュッと掴むように効くタイプもあれば、ペダルを踏み込む力に応じてリニアに制動力を立ち上げるタイプもある。

 いずれにしても、スポーツタイプのブレーキパッドにすれば、ノーマルとは異なるフィーリングになる。変化を求めるために交換するというのは本末転倒だが、同じように見えて、製品によってフィーリングが完全に異なるのがブレーキパッドの特徴だ。

 

エンジンオイル

 多くのドライバーが定期的に交換しているエンジンオイル。最近では1年ごと・1万kmごとの交換が推奨ペースとなっていることが多く、それほど小まめに換えることはなくなっているかもしれないが、フレッシュなエンジンオイルにするだけで、たとえ銘柄は同じであってもエンジンの吹け上がりが良くなっていたり、エンジンノイズが低減したりといったメリットが感じられるはず。

 劣化したオイルより、新しいオイルのほうが当然ながら愛車の性能を引き出している。また、低粘度のサラサラ気味の省燃費オイルにすれば、燃費の面でもエンジンオイルの効果が数字として見えてくるのではないだろうか(ただし、エンジンに見合った適正な粘度を選ぶこと)。

 

LEDヘッドライト

 いまどきLEDヘッドライトを標準装備しているクルマも増えているが、それでもハロゲンヘッドライトのクルマも存在する。そうしたユーザーのために、灯火類をLED化するキットが数多くリリース。LEDヘッドライトの特徴は省電力もあるが、ユーザーメリットとしては白く明るいことだろう。

 HIDヘッドライトからのトレードでは明るさについては同等に感じるかもしれないが、ハロゲンヘッドライトをLED化すると誰でも、その違いを実感できるほど明るく感じられる。ただし、格安品の一部はヒカリのバラつきが多く、光軸調整しても直らないケースもあるので要注意。

 

スポーツマフラー

 マフラー交換といえば、チューニングの第一歩という時代もあったが、騒音規制が厳しくなるなかで、スポーツマフラーが実現できる機能も変わってきた。かつてはスポーツマフラー=爆音というイメージもあったが、最新の基準が適応される年式の車種では、純正並みに音量を抑える必要がある。

 そのため各メーカーは音量を抑えつつ排気効率を向上させる努力を行なっている。かつてはマフラー交換で大幅なパワーアップにつながった時代もあったが、特に小排気量車では大きく期待しないほうが賢明だろう。

 さまざまなノウハウにより、ターボ車であっても自然吸気の多気筒エンジンを思わせる高周波なエキゾーストサウンドを作り出すことも可能になっている。どこでもエンジンを吹かしてマフラーサウンドを味わうというのが許される時代ではないが、音質が変われば気分も変わること請け合いだ。

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