“好きな人と場所で過ごせる世界”に向けて
「Carstay」は、箱型のクルマであるバンを“動く家”として、旅をしながら暮らし、豊かな“人生(ライフ)”を送ることをテーマにしたライフスタイルメディア「VANLIFE JAPAN(バンライフ ジャパン)」を公開した。
テーマは、“誰もが好きなときに、好きな場所で、好きな人と一緒に、過ごせる世界へ”。クルマを通じた旅や暮らしによって人生を豊かにすることを概念に、クルマを生活の基盤となる移動する家として、旅・生活・仕事などを行なう新たなライフスタイル「VANLIFE」を発信する。
VANLIFEは、1997年からアメリカで始まった、”小さな家でシンプルに無駄のない生き方を楽しむ”ことを目的にした「タイニーハウス」がきっかけ。その後、2011年に元ラルフローレンのデザイナー、フォスター・ハンティントン氏が、フォルクスワーゲンのバンに、生活で必要となる最低限のモノを詰めこんで旅に出た写真集「HOME IS WHERE YOU PARK IT(クルマを停めた場所があなたの家)」を発売。欧米諸国で、新たなライフスタイルとして「VANLIFE」が生まれた。VANLIFEを実践する「VAN LIFER(バンライファー)」は、精神的な豊かさを求め、自分の好きなように車内を作り変え、人や自然との繋がりを大切にしながらクルマ旅を生活の拠点としているのだ。
サイトでは「ドライブスポット」「車中泊」「バンライフ」の3カテゴリーを発信。ドライブスポットは、Carstayの車中泊スポット周辺の観光名所を紹介。車中泊では車中泊のノウハウや方法、バンライフは実際に実践する人々の事例を紹介している。
なお、Carstayは全国各地に点在する駐車場や空き地を車中泊・テント泊スポットとして旅行者に貸し出すシェアリングサービスのこと。「Carstay」を利用することで車中泊やテント泊スポットを検索・予約することが可能だ。
日本では、アウトドア人口の増加、ミニマリスト思考の広がり、新たなライフスタイル「多拠点生活」も誕生。自由な働き方のニーズの高まりなどにより、クルマをベースにした生活も注目され始めており、新しい文化の発信は大きな影響を及ぼすことになるだろう。