TCRジャパンシリーズには4車種参戦
今回の開幕戦に参加したのは、アウディ RS3 LMS、フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR、ホンダ・シビック タイプR TCR、国内デビューのアルファロメオ・ジュリエッタTCRの4車種。それぞれの特徴を簡単に説明しよう。
アウディ RS3 LMS
昨年のS耐に登場し、富士24時間で優勝を飾った4ドアセダン。同じグループのフォルクスワーゲン・ゴルフとはプラットフォームが同じ。今年の性能調整の効果もあり、S耐では開幕から2連勝中と調子を上げている。
【スペック】
エンジン:1984cc 直4DOHC 16バルブ ターボ
最高出力: 340hp/6200rpm
最大トルク:460Nm/2500rpm
全長×全幅:4599×1950mm
ホイールベース:2665mm
最低車重(ドライバー含む):1315kg
アルファロメオ・ジュリエッタTCR
昨年のWTCCで来日し、第1ヒートで優勝を飾るなどインパクトを与えたジュリエッタTCR。2リッターエンジンを積む他車両に比べ排気量が小さい(1742cc)ぶん車重が軽く、またホイールベースも短いという面白い存在だ。
【スペック】
エンジン:1742cc 直4 DOHC 16バルブ ターボ
最高出力:340hp/6800rpm
最大トルク:440Nm/3500rpm
全長×全幅:4641×1950mm
ホイールベース:2625mm
最低車重(ドライバー含む):1265kg
フォルクスワーゲン・ゴルフ GTI TCR
S耐ではまだ優勝には手が届いていないが、上位入賞のポテンシャルは確実にある。アウディRS3とは姉妹車種となり、WTCCでは活躍をしているだけに、国内レースでも優勝争いに食い込んでくる可能性は大きい。
【スペック】
エンジン:1,984cc 直4 DOHC 16バルブ ターボ
最高出力:340bhp/6,200rpm
最大トルク:420Nm/2,500rpm
全長×全幅:4,555×1,945mm
ホイールベース:2,665mm
最低車重(ドライバー含む):1,295kg
ホンダ・シビック タイプR TCR
シビックのTCR車両としては”FK2″に続き2代目となるFK8型。ロールケージのドライバーサイドにはカーボンで補強されるなど、安全面も考慮されている。昨年のS耐では全5勝を飾ったチャンピオンマシンでもある。
【スペック】
エンジン:1998cc 直4 DOHC 16バルブ ターボ
最高出力:340bhp/6200rpm
最大トルク:420Nm/3800rpm
全長×全幅:4549×1950mm
ホイールベース:2700mm
最低車重(ドライバー含む):1,335kg