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欧州車の足元へ国産マルチピースホイールを履かせたい理由

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TEXT: Auto Messe Web編集部  PHOTO: Auto Messe Web編集部、weds

カスタムシーンを牽引する日本の老舗ブランド

 自動車カスタムの王道といえるホイール交換。国産車に欧米ブランドを履くことはあっても、逆にインポートカーで国産ホイールを選ぶユーザーは少ない傾向です。事実、ドレスアップした欧州車が履くホイールの大半は海外ブランド製品。「輸入車=輸入ブランドのホイール」という図式は、昔から変わっておらず、いまなおインポートへの憧れが強いようです。

 また、国産ブランドが多く選ばれない理由はもうひとつ。それは輸入車用に”サイズ(P.C.D.やインセット)”が設定されているケースが少ないこと。せっかく気に入ったデザインのホイールが見付かっても、愛車に装着できなくては意味がありませんよね。最近では欧州車用サイズを設定するメーカーが存在しますが、それでも市場全体からすれば選択肢は少ないといえるでしょう。

日本メーカーならではの細やかなデザイン美

 そのような欧州車対応サイズを有する日本メーカーを紹介しましょう。東京都大田区に本社を構える株式会社ウェッズです。昭和40年創立と歴史は古く、カスタム系からスポーツ系まで独自性の強い数多くのホイールブランドを展開、SUPER GT参戦などモータースポーツ分野での活躍も知られていますね。 

 彼らが手がけたホイールは、高い品質や美しいデザインが魅力。日本メーカーならではの繊細なフィニッシュや豊富な設定サイズなど、世界的に高い評価を獲得しています。なかでもウェッズの注目ブランドが、「クレンツェ」と「マーベリック」。日本車だけでなく、国内の欧州車シーンにジャパンブランドという提案を発信しており、「好きなブランドを選びたい」「気に入ったデザインを履かせたい」といったニーズに対応してきたのです。

 

欧州車メイクで”独自性”を追求できる 

 クレンツェといえば、細部に渡ってこだわりが満ち溢れるウェッズのトップブランド。まるで彫刻で成型したような3D造形は、ホイールの域を超えた芸術作のごとく、小手先のデザインに頼らずに力強さをアピールするデザインが魅力です。

 独特の世界観で創り上げられたモデル群は、目の肥えたフリークを虜にしており「クルマを乗り変えても履かせたい」というリピーターが多いことも納得。3ピース構造(クラインフォルム、エボ除く)のメリットを生かし、ディスクカラー、リム、ピアスボルト、センターキャップ、バルブキャップにいたるまで、特別仕様へ組み合わせ可能な「カラーコーディネートシステム」の展開など、オンリーワンを手にできるのもクレンツェの強みといえるでしょう。

欧州車で履ける「クレンツェ」ラインアップ

 

愛車への”ベスト”が追求できる

 一方のマーベリックは、スポーク、メッシュ、フィンをわかりやすく表現。飽きのこないシンプルデザインの中には、複合的なアール形状やリブ造形、スリット加工など、アイキャッチポイントを投入することで、単調さを払拭。クルマとの調和に配慮した汎用性を重視しつつ、常に視覚効果に訴えかけるマーベリックらしさを探求しているのです。

 そして、人気のブラックリム化やピアスボルト、センターキャップのカラー変更も可能。2ピース構造の特徴を生かして、インセットがオーダーできるのもマーベリックの美点といえるでしょう。すなわち、多様なユーザーニーズに応えた、欧州車でベストマッチングが追求できる希少なホイールといえるのです。

欧州車で履ける「マーベリック」ラインアップ

 

 機械的なデザインの海外製品に比べて、クラフトマンシップを感じさせる意匠と設定色。また、オプションやカスタムオーダーが用意されるのも輸入ホイールとの大きな違い。さらに1ピース構造のホイールが多い欧州車のスタイルアップに希少なマルチピースというのも優越。特有の高級感もクレンツェとマーベリックの武器となるのです。くわえて”メイド・イン・ジャパン”という品質の信頼性も然りですよね。

 欧州車オーナーや輸入車に興味ある人、そして何よりも愛車をカッコよくキメたい人。特にBMW、アウディ、メルセデス・ベンツ、そしてレクサスのオーナーは、ぜひともクレンツェとマーベリックという名前を覚えておいてください。

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