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トヨタ新型スープラのマットグレーが「24台」しか販売できない理由

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TEXT: Auto Messe Web編集部  PHOTO: TOYOTA

2ヶ月で半年分の販売予定台数を受注

 そもそも新型スープラはBMWとの包括提携で生まれたモデルで、生産はマグナ・シュタイヤー社グラーツ工場(オーストリア)で実施。ここでは、スープラ以外にBMW Z4、メルセデス・ベンツ、プジョーなど、さまざまなクルマを造っている。当然のことながら、スープラに限らず他のクルマも生産台数の割り当ては決まっているわけだ。

 ところが、新型スープラは3月より受注を開始し、5月17日の発表時には1400台(65%がRZ)のオーダーを受けている。ちなみに、日本国内における新型スープラの販売予定台数は月に220台。つまり年間2640台だから約2ヶ月で半年分が予約されたわけだ。そのような理由からか、一時は事前受注をストップしていたが、5月17日の発表日に再開。今夏には50カ国でも販売されるが、自社工場で生産するわけではないから、おいそれとは生産台数を増やすことはできないはず。どのような策を取ったのかは明かされていないが、もしかしたら海外分を国内に割り当てたのかもしれない。

 さて本題に戻ろう。トヨタとしては初のマット(ツヤ消し)カラーとなる「マットストームグレーメタリック」のRZが、なぜ24台しか販売されないのだろうか。

 トヨタ広報に問い合わせてみると「塗装が特殊で塗装ブツが付いたときの修正に時間が掛かるので、24台しか製造できない」とのこと。今夏からの海外向けにもマットストームグレーメタリックが採用されるのか、日本への割り当てが24台なのかは明かされなかったが、かなり手間がかかる塗装であるとのことだ。ちなみに「塗装ブツ」とは、表面にホコリやチリが付着したことを指す。

「手間がかかる塗装」とはいえ、海外ではマットカラーを純正採用している自動車メーカーもある。

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