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クルマの楽しみ方が百花繚乱!ルノー カングーのオーナーを直撃インタビュー

ラゲッジルームに大きな荷物と夢が積める

 ルノー カングージャンボリー2019がスタートから11年目の開催を迎えた。今年も多くの参加者が訪れ、カングーをメインに1700台以上、5000人以上もの方々が会場である山中湖交流プラザ「きらら」に集結した。

 ルノーカングーのオーナーばかりでなくルノー トゥインゴ、その他のクルマでも友達を誘い合って集まるイベントだが、それぞれが個性に合わせた1日をゆっくり楽しんでいる。会場にはフリーマーケット、バスケットボール教室、ドック競技トレーニング、大道芸人など、それぞれの催しが展開されているが、カングー専用のパーキングを訪ねて見れば、十人十色の個性があふれていた。

 神奈川県川崎市から参加した馬込さんは、このイベントに5年来ているという。「人も荷物もたくさん詰めるので夢も積めるのです」という。友達同士が集って、会場では赤提灯の移動居酒屋を思わせる食事パーティを繰り広げていた。提灯をかけるフックも、リヤのランプを内側から固定しているビスを利用して自作。室内もオーバーヘッドコンソールに括り付ける定番という扇風機など、そこかしこにDIYが。ルーフキャリアはオリジナルだがひと世代前のものでロールが付いているのでカヤック積み下ろしにも貢献していると言う。

 愛犬マック、シュリーとともに中野さんご夫婦は静岡県伊東市から初の参加。リヤには大きなケージの上部角を調整してふたつ設置。「カングーには後ろにもエアコンぜひ着けて欲しいですね。マックは8歳。歳とった犬にはフロアは低いのでリヤからの乗り込みにとってもいいです」とカングーの愛ある老犬福祉車を強調していた。リヤフロアは60cmに満たない高さだ。ちなみに奥さんのドライブで四国まで行ったこともあるというが、「排気量は1.2リッターと小さくてもターボで十分なパワーもあって楽でした」と。

 

色からもたらされる幸せも重要だ

 神奈川県川崎市から参加の甲斐さん親子は記念写真撮影。「イベント参加は初めてですが、同じカングーが集まって親近感があります」。甲斐さんのカングーの色を尋ねると「赤いクルマです。可愛いところとシンプルなところがある、積載量も満足」とやはり色に個性が感じられた。

 トリコロールのサンバイザーをつけた愛犬アルコルと過ごしていた斉藤さんは静岡県富士市から。カングーの魅力について質問すると「国産車とは違ったオシャレ感があるクルマ」とひと言。ラゲッジルームの広さと小排気量ターボの良さも語ってくれた。民衆に自由をもたらしたフランス革命を匂わせる雰囲気が漂っていました。

 手作りのキャラクターを並べて家族同士で楽しんでいる東京都世田谷区から来た河岡さん。フエルトで作った鯉のぼりを並べて、愛息が手作りしたいろいろなキャラクターグッズを展示。「去年まではフリーマーケット参加してましたが、今回は子供と楽しむだけの展示だけです。カングーですが、走りより、ディテールと色、この緑で即決しました」限定車に設定された緑のボディカラーに一目惚れ。キャンプにものめり込んでいると言う。

 垣間見たカングーオーナーのシーンにはクルマと生活の密着が強く感じられた。当然ながらカングーの特色である観音開きのリヤドアを開けている光景が、そこここにある。ラゲッジスペースが、高さ1100mm、幅1170mmと広いカングーのフォルムは、側面から見たデザインではリヤが高くフロントがずんぐりした独特の丸みを持っている。生活に密着した味わい深さを感じるとつい、フランスだなあと頷いて、これはエスカルゴのフォルムに繋がっているのではと思えてくる。おいしいクルマ文化でカングーが何か革命的なものを日本市場にもたらしてくれているようなイベントだった。

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