きちんとベッドが用意できるかがカギ
車中泊するならミニバンがベストなのか? という回答としては、シートではなく、拡大したラゲッジスペースをベッド化できるか否かがポイントで、そうでなければ、後席を格納してフラットなフロアが出現するワゴンやコンパクトミニバンを2列シート化した大容量ワゴンのほうが、マットレスや枕は必要ながら、フラットかつ真っすぐ足を伸ばして快適に就寝(仮眠)しやすいということだ。
ちなみに、わが家のコンパクトワゴンをどう“災害時用”の車中泊仕様にしているかといえば、ホームセンターで買った、後席を前倒して格納したフロア長と幅に合わせた厚さ2cm程度のあるも遮熱シートを敷きつめ、前端にひもをつけて後席ヘッドレストに固定。
後席を元に戻し、シートを丸めて置くことなく、シートを敷いた状態のままにしているのだ。これなら、後席を倒すだけで、後席を格納したラゲッジスペースが一瞬にして、フラットなベッドになるというわけ。
後席を格納したほぼフラットなスペースは、コンパクトワゴンゆえフロア奥行き約1670mm(後席シートバック背後までの最大奥行き約1880mm)でしかないものの、例によってボクが考案したヘッドレスト逆付けの術で、身長172cmのボクが真っすぐ足を伸ばして寝られるのである(下の写真はイメージ)。