【ナイトロパワー ジャベリン】
ナイトロパワーからトヨタ・ハイエース専用モデルとして新設定されたのが「ジャベリン」。15〜17インチと、ハードユースにも街乗りにも使える身近な設定サイズですが、同じインチでも大きく見えるように設計されています。
その秘密はリム付近で急激に幅をつけたツインセパレートの存在。ハイエース専用の6穴デザインにウェルバランスな2×6スポークは、ナットホールを始点に外周部にアイポイントを持たせたことで足の長さを強調、結果的に視覚的な大口径感を獲得しています。
さらにツインセパレートスポークの先端部には、メッキ処理のピアスボルトを注入。他にスポークサイドへのリブ加工や逆反りのコンケーブフェイスなど、魅せるためのギミックが数多く投入されています。
オススメの車種は?
言うまでもなくハイエースです。硬派な「セミグロスブラック+ピアス&ミルド」、エレガントな「ブラックメタリックポリッシュ+ブラッククリアピアス&ミルド」の2色が用意されているので、好みに合わせて選んでください。デモカーのようにホワイトレターのタイヤと組み合わせれば雰囲気は格段にアップ。なお、ランドクルーザー・プラドやハイラックス向けの17インチ(8.0J)も今後追加とのこと。
【RMPレーシング R05HC】
こちらもハイエースに向けた新作モデルなのですが、オフロードテイストのジャベリンとは全く異なるスポーティな印象。それが2019年からの新生ブランド、RMPレーシングから設定された「R05HC」です。
デザインは、じつにシンプルな5スポーク。大きく湾曲したフェイス断面や、無駄な肉を削ぎ落としたかのようなスポークサイド、縦壁を1段カットしたようなリム形状など、5スポークの単調さが見事に払拭されています。ブランド名を刻んだスポークへのマシニングロゴも好アクセント。設定色はブラック/リムポリッシュと、赤のラインでスポーツをより強調したブラック/リムヴァーティカルポリッシュレッドラインが用意されています。
オススメの車種は?
写真のとおり、ハイエースと5スポークのスポーツデザインって意外にもお似合いですね。リムのポリッシュ加工やスポークのロゴ処理、コンケーブディスクなど、スポーツ一辺倒ではない魅せるための最新技術が投入されているので、うまくバランス化されているのでしょう。サイズは16〜18インチ。16インチは乗り心地優先の仕事などタフに使いたい人向け。18インチはスポーティなドレスアップ派に、17インチはバランスに長けたサイズといえますね。
【ガルシア・シスコ】
最後の1本は、これまでとはひと味もふた味も違うテイストを持つホイール「ガルシア・シスコ」。ラウンドしたディッシュ面の外周部にはスクエアな穴あけ加工を施し、フェイスに抑揚を持たせるとともに重たさを払拭。リムはシャープなステップ形状としたことで、奥行き感を主張しつつメリハリのあるスッキリとした印象に仕上げられました。
そして、大型のロゴ入りセンターキャップはアルミをプレス形成したもの。黒の中で映えるメッキは、適度な緩さを表現し、アクセント効果を発揮してます。また、周辺に設けられたホールはボルト穴の数によって最適化され、ベストなデザインバランスが採用されています。
このセンターパートは、キャップレスでも十分にドレッシーですが、遊び心を加えるならば2タイプのセンターキャップの存在も忘れてはいけません。アルミパッケージは、シンプルでクラシカルな装いに。一方の樹脂パッケージは、ボルトや樹脂を多用することでオフロードなテイストに見せることができます。
オススメの車種は?
雰囲気は古き良きアメリカンカントリー。クラシカルなのに最新のクルマにもマッチするディッシュ系は、軽自動車からジムニー、ハイエース、さらにはハイラックス、ランドクルーザー・プラドでも似合うこと確実でしょう。他とは違う、オシャレな路線に魅せたい人にはうってつけの1本です。
いかがでしたか。どのモデルも都会的でありながらも力強いフォルムを感じさせるものでしたよね。素晴らしいデザインや配色も魅力ですが、今回のご紹介した新作は「MID」というコーポレートブランドでおなじみのマルカサービスのオリジナルホイールなのです。流行を積極的に採用したデザインから品質管理まで、すべて日本国内で実施。もちろん重要な品質チェックもMIDの特別チームのもとで行なわれるので、安全・安心に履けるのも魅力ですよ。それでいて価格も手頃に設定されていると聞くならば、選ばない手はないホイールといえるでしょう。