クルマと公共交通機関で楽しむ術
京都には右京区と伏見区に存在する「RVパーク」。RVパークとは、キャンピングカーオーナーや車中泊ファンに、『快適に安心して車中泊が出来る場所』を提供するために日本RV協会が推進しているシステムのこと。キャンピングカーは「走る家」と言われていますが、夜はどこかに停(泊)まらないといけませんよね。道の駅は、本来、車中泊が許可されていないので、RVパークをはじめとする車中泊施設があると便利なワケです。
というわけで、今回は観光拠点として利用してみました。特に京都といえば、クルマでは観光しにくいイメージがあり、事実、私も大昔に駐車場難民になった事がありました。しかし、今回、二つのRVパークを使ったパーク&ライドで、快適に効率よく京都を周る事ができました。もちろんキャンピングカーだけでなく、普通車の車中泊利用もOK。この2拠点を軸に、どのような楽しみ方ができるのかレポートしたいと思います。
【RVパーク京都中央】
街中にある典型的な都市型RVパーク。観光ハブとなる西院から徒歩10分という非常に恵まれた環境にある。 住所:京都府京都市右京区西院太田町3番地
料金:1泊3000円/1台(トレーラー含む)
https://www.kurumatabi.com/park/rvpark/748.html
まずは、西院から清水寺には阪急電車、金閣寺にはバス、嵐山には「嵐電」で行ってみました。阪急電車で河原町まで行って清水寺へ。外国人観光客の浴衣姿が多かったのは印象的でした。
次は金閣寺。RVパークのある西院のバス停から205番のバスに乗りますが、乗り換えなしなので楽チンです。金閣寺は「ばえる」という意味では特上クラスなので、多くのインバウンドの方が順番待ちして自撮りしてました。
続いては、桂川にかかる渡月橋でおなじみの嵐山。風情溢れる路面電車「嵐電」でゴトゴトと向かいます。嵐山も日本人よりはインバウンドの方が多いですね。なお、拠点の西院も魅力的なお店が多く、夜の探検隊が出来るのも都市型RVパークならではです。近くに銭湯もありますが、パーク内にも24時間営業の風呂屋があります。夜の探検隊後に深夜風呂ってのもオツですね。
それでは、次のページでもうひとつの京都にあるRVパークをご紹介しましょう。
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観光の拠点として絶好のロケーション
【RVパーク京都南鴨川RVサイト】
鴨川のほとりにある典型的な都市型RVパーク。観光ハブとなる西院から徒歩10分という非常に恵まれた環境にある。 住所:京都府京都市伏見区中島河原田町62
料金:入庫後30分無料。以後30分毎に100円。24時間最大3000円。
https://www.kurumatabi.com/park/rvpark/621.html
先ほど紹介したRVパーク京都中央よりは南の鴨川沿いに位置する「RVパーク京都南鴨川RVサイト」。市街地からは少し外れた感がありますが、京都南I.Cから3〜4分の場所にあり、ワンコの散歩をはじめ、自転車があればサイクリングロードを1時間ほど走ると嵐山にも行ける絶好のロケーションです。では、他にはどんな楽しみ方ができるのでしょうか。
街中から外れたといっても、トイレにコインシャワー、洗濯機に乾燥機まであります。徒歩1分のところにはコンビニもあり、不自由しません。ここからはのん兵衛にはたまらない伏見の酒処まで、徒歩で行けます。距離は約3kmと遠目ですが、試飲を行なうならば、楽しい散歩道になるでしょう。
そんな伏見まで来てしまうと、有名な伏見稲荷まで、京阪本線の準急で10分足らずで到着。伏見稲荷とあの有名な千本鳥居まで楽しむといいでしょう。
このように、駐車場探しが必要ないのでストレスがかかりません。これからの季節、梅雨が明ければ7月には祇園祭りがあります。宿泊場所は勿論、駐車場なども、どこも一杯になるでしょうが、パーク&ライドなら、ストレスのない快適な京都観光を楽しめるかもしれません。「そうどす!パーク&ライドで京都へお出でやす!」。