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NASCARトラックシリーズ第11戦 日本人監督が率いるHREは完走11位

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)

終始オーバーステア気味の大苦戦

 アメリカでもっとも人気のある自動車レース・シリーズ「NASCAR(ナスカー)」の3大カテゴリーのうちの一つ、「2019NASCAR Gander OutdoorsTruck」シリーズは、前週のシーズン第10戦に引き続き、第11戦を6月22日(土)、「CarShield 200 presented by CK Power」はイリノイ州マディソンにあるワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイで開催。

 ワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイは、これまでゲートウェイ・モータースポーツ・パークとしてあったコースが今年改名されたもので、1周1.25マイル(約2km)のオーバルコース。第1-2ターンが11度、第3-4ターンが9度、ストレート部分は3度という浅めのバンク角に、ターンが異なるツインリンクもてぎのスーパースピードウェイのような形状を持つ。「CarShield 200 presented by CK Power」は、このコース160周で戦うレース(第1と第2ステージ35周、最終ステージ90周)。

 2008年に服部茂章氏が立ち上げた「Hattori Racing Enterprises(HRE)」の16号車は、第11戦を米国中堅ゼネコン「ARCO NATIONAL CONSTRUCTION」のカラーリングを施した「#16 ARCO NATIONAL CONSTRUCTIONTOYOTA TUNDRA」で参戦となった。

 第11戦はフリー走行から決勝までを1日で行うワンデー・レース。しかし、6月22日午前中に行われる予定だったフリー走行は、悪天候の影響でキャンセル。さらに午後からの予選もキャンセルとなり、スタートグリッドはオーナーズポイントの順位が適用され、16号車は9番手スタートとなった。

 夕方になって天候も回復したため、短い時間であるがフリー走行が設けられ、そこでは10番手のタイムを残し、決勝レースを迎えることとなった。

 夜10時にスタートとなった決勝レースだが、16号車はオーバーステア気味で、ヒル選手はハンドリングに苦しみながらも第1ステージを13位で終了。チームはピットインした際にマシンの調整を行ったものの、第2ステージでもハンドリングは改善されず、10位でこのステージを終え、さらに最終ステージに向け、ピットインの際に調整を行った。しかし、この日の16号車のオーバーステアな状態は消すことはできなかった。

 最終ステージもこれまで同様コース中段でのレース展開を強いられる。そしてレースもイエローコーションが出されないままクリーンな展開が続き、グリーンフラッグ下の139周目にピットインし11番手でレースに復帰。その直後の146周目に後方でクラッシュが発生。イエローコーションが出され、このタイミングで再度16号車はピットインし、4本のタイヤ交換を行い、新品タイヤで残りの周回数をプッシュする作戦に出た。12番手でコースに戻り、154周目、残り7周でリスタートとなると、ヒル選手は果敢に攻め続けたものの、最終的にはポジションを一つ上げるにとどまり、11位でフィニッシュした。

 続くNASCARトラックシリーズ第12戦は、6月28日(土)、シカゴランド・スピードウェイで開催となる「Camping World 225」に参戦する。

 

 

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