交通事故は側面からもやって来る
クルマの交通事故は、進行方向のみならず後方、側面からの要因で起きている。それゆえ事故状況を記録するドライブレコーダーにも前後左右の360度を撮影できる性能が必要だ。カーメイトのドライブレコーダー「ダクション(d’Action)360 S」は360度対応カメラを搭載。まさに事故形態にミートした製品だ。
痛ましい交通事故のニュースが世間を騒がせている昨今。ドライブレコーダーによる事故映像を目にした人も多いだろう。あおり運転で一躍注目されたドラレコだが、もともとは事故の際の状況記録が目的で広まったもの。当事者同士の意見の食い違いを防ぐ意味でも有効だ。
交通事故の際の状況を統計したデータ(出展:交通事故総合分析センター 交通事故統計表データ)では、たとえば車両相互の事故の場合、追突事故(全体の40.4%)に次いで多いのが、異なった方向から進入してきた車両(自転車なども含む)が交差するときに衝突した出会い頭事故の28・8%。さらに、この事故による死傷事故件数は追突事故に次いで多く、また死亡・重傷事故に限定した事故件数は最も多くい。つまり、昨今人気が高まっている前後2方向のカメラだけでは、事故の全体像は記録できないということになる。
そこで注目なのが、前後左右360度を撮影できる「ダクション360 S」だ。前後に2つのカメラを搭載し、前後はもちろん、左右の状況も記録。側方からの飛び出しや進路変更に起因する事故にも対応できる。また〝後方から近づき、追い抜いてから前方に割り込む〞というあおり運転の一連の流れを記録することが可能だ。
側方から車両が近づいてきたときのイメージした状況でテストしてみると、通常なら録画できないような側面も、ダクション360 Sならしっかりと正面から見たような映像を記録することができた。
360度カメラは画質が悪いというイメージがあるかもしれないが、約2706万画素という超高解像度データを元にフロントは別録画。ナンバーも読み取れる。
そのほか、ドライブレコーダーの機能として人気のある駐車監視機能もオプションで設定。隣に駐車していた車両によるドアパンチの様子が撮影できるなど、ここでも360度カメラのメリットが発揮される。
また、スマホとダクション360 Sを無線LANで接続。専用アプリを経由して、録画した映像を手元で確認できる。夜間の映像の明るさ調整なども可能だ。
交通トラブルは前後左右、どこから沸いてくるかわからない。不意のトラブルで困らないよう、360度カメラで備えておきたい。
d’Action 360 S
価格:5万9800円
カーメイト
TEL 03-5926-1212 http://www.carmate.co.jp/