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サーキットだけでなくラリーにも参戦!トヨタ・スープラ海外モータースポーツ奮闘話5選

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TEXT: 原田 了(HARADA Ryo)  PHOTO: トヨタ/BLITZ/住友ゴム/Auto Messe Web編集部

ニュルブルクリンクのコースレコードを更新!

 ニュルブルクリンク24時間耐久レースが開催されたコースで、1927年に完成した約20kmの北コース(ノルトシュライフェ)では、さまざまなジャンルのクルマなどがタイム計測を行っている。レースとは直接関係ないが、ニュルブルクリンクに繋がるポイントとして、97年にコースレコードを更新したスープラについても紹介しておこう。

 主人公はこのプロジェクトのために日本のチューニングパーツメーカーBLITZでパワーアップされたロードカーのスープラ(80系)。BLITZ 753 SUPRAと特別なネーミングが与えられていた。753の意味するところは7分53秒(ラップタイム)。ニュルブルクリンクでのラップタイムに注目が高まり始めていた97年当時、国産車としては日産BCNR33型スカイラインGT-Rが大きな壁とされてきた8分を破る7分59秒をマーク。プロジェクトを企画したBLITZではそれを上回る7分53秒を目標タイムとし、車両のネーミングにも取り入れたわけだ。

 BLITZは当時、全日本GT選手権にもスープラで参戦していたが、このBLITZ 753 SUPRAではサーキットのパフォーマンスのみならず安全性や耐久性、さらに快適性からドライビングも含めてストリートでの最高を目指して開発が続けられた。そしてプロジェクトのスタートから1年、97年の夏にBLITZ 753 SUPRAは完成。最高出力600PS、最大トルク79kgmと最高のパフォーマンスを発揮するストリートマシンだった。

 これを駆るのはスペシャリストのヘルバート・シュルク。ドライビングスキルのみならず、コースを熟知していることからも、最高のキャスティングだった。一方、BLITZ 753 SUPRAは、ストリートマシンであるがゆえに、エンジンやタイヤ、そしてブレーキなど各パーツが熱ダレを起こすこともありなかなか簡単にはタイム更新ができずにいたが、これが最終日という段階で見事7分49秒40をマーク。目標だった7分53秒を上回っただけでなく、ロードカーによる当時のニュルブルクリンクのコースレコード…2年前にGemballaポルシェ911がマークしていた7分52秒をも更新。見事コースレコードを樹立しニュルブルクリンクに大きな一歩を刻むことになった。

 

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