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コンパクトラグジュアリーSUV「DS3クロスバッグ」の日本導入グレード&価格を発表

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TEXT: 石田 徹  PHOTO: DSオートモビルズ

フランスならではの前衛的リードがスピリット

 DS3クロスバックは、PSAグループの新世代プラットフォーム「CMP」を初めて採用したBセグメントのコンパクトSUVだ。スリーサイズは全長4120×全幅1790×全高1550mm。ホイールベース2560mmというコンパクトなボディは日本の道路事情にもジャストフィットし、タワーパーキングにも入れる。ライバルはMINIクロスオーバーやBMWのX1、アウディQ2あたりで、国産車ならマツダCX-3や日産ジュークとマッチアップしそうだ。

 日本に導入されるモデルのパワートレインは1.2リッターの直列3気筒ガソリンターボエンジンで最高出力130ps、最大トルク230Nmを発生。EAT8と呼ぶ8速オートマチックトランスミッションとの組み合わせで、WLTCモード燃費は15.9km/L。本国では1.5リッターの直列4気筒ディーゼルターボや「E-テンス」と呼ばれるピュアEVも設定されていて、E-テンスは日本への導入も十分に考えられる。

 エクステリアはプレスリリースに「彫刻が、動き出す」とあるように、ソリッドな造形と繊細に作り込まれたディテールでDSの新たな世界観をアピール。DSウィングに縦に連なるパールトップステッチのようなデイタイムランニングライトと、Bピラーの下部をえぐるように設けられたシャークフィンなどが個性を主張する。さらにフラッシュサーフェス処理されたリトラクタブルのドアハンドルとウェザーストリップを巧みに隠した窓枠の処理で、革新的なサイドビューを生んでいる。

 一方インテリアは、DSブランドが目指す「スピリット・オブ・アバンギャルド」の理念を体現したもの。ベーシックグレードのBe Chic(ビーシック)には“モンマルトル”、ミドルグレードのSo Chic(ソーシック)と上級グレードのGrand Chic(グランシック)には“バスチーユ”と、パリを代表する名所をそれぞれインテリアのテーマに掲げている。

 バスチーユのインテリアではインパネの基調色がブロンズカラーで、ダイヤモンドパターンのスイッチとクロームのベゼルのハーモニーが独自の世界を演出する。Apple CarPlay/Android Auto対応の7インチタッチスクリーンも標準装備。さらにグランシックにはヘッドアップディスプレイとダイヤモンドステッチのレザーシートも用意される。

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