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サイズが合わないとホイールが外れる可能性も! 地味だけど侮れない「ホイールのハブ」とは

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

テーパーホイールナットの装着でセンターを合わせることができる

 またハブ径が合っていないことが原因で振動が出ているのに放置すると、スタッドボルトやボルトに負担がかかり、破断してホイールが外れれば事故につながる可能性も出てくる。

 前述のように純正ホイールではハブとピッタリ合うように作られているが、社外ホイールではすべての車種に対応することはできないので、一般的に大きめに作られている。そうなるとハブとホイールがぴったりと合わないので、振動が出やすくなるが、対策としてセンターの出やすいテーパー状のホイールナットを使用する場合が大半だ。

 ホイールの受け側、そして座面もテーパー(斜め)になっているのは、ナットを締め込むと自然にセンターになるという理屈。精度という点では不安は残ることもあるが、実際は問題ないレベルになると言っていい。また、確実にはまるように専用の機械(手でも可能)で振動を加えながら装着すると、センターの精度をさらに高めることができる。

 このハブとホイールの受け側のサイズの差を解消するためにあるのが、ハブリングだ。ハブにはめるアタッチメントで、内径(車両側のハブ径)と外径(ホイール側のハブ径)それぞれ様々なサイズが用意されていて、合う寸法のものを選んではめたうえで、ホイールを装着すればハブ部分が密着する。

 すでに触れたように、ハブリングがなくても問題がない場合もあるが(ホイールメーカーによっては車種別ハブ径を設定している)、価格も高くはないので、やはり装着はしていたほうが安心だ。

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