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愛犬のうんちはどうする? ドライブ中に臭わせない賢い運び方

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: 青山尚輝

ワイパー掛けの運搬はNG

 愛犬家が愛犬とドライブする際、悩めるのが、ワンちゃんの”うんち”をどう運ぶのか。よく、うんち袋をリアワイパーに引っかけ、ぶらさげているクルマを見かけるものの、いつ飛んで行くか分からず、道路交通法違反に問われる可能性がある。

 というより、いかにも犬のうんちをブラブラ下げて走っているのは、正直言って、みっともない。もし、落ちたりでもすれば、後続車は迷惑せんばん。いや、危険でもある。違反に問われてもしょうがないわけだ。ドライブ中の愛犬のうんちの運び方は、もっとほかのスマートな方法を考えるべきなのである。

 わが家も2頭のラブラドールレトリーバーとジャックラッセルを連れて、毎月のように遠出するけれど、途中、芝生のスペースなどで解放してあげると、気持ちいいのか、すぐに排泄。基本は、トイレに流せるうんち袋を用意し、そのまま近くのトイレに流すのがベストだろう。

 とはいえ、ワンちゃん自身は「トイレの近くでするわん・・・・・」とは考えていない。では、近くにトイレのない場所でうんちをしてしまった場合、どうするか。さすがにキャンピングカーでもない限り、車内に防臭ごみ箱を積むのは不可能だろう。

 わが家では、大便を回収したうんち袋を、さらに「うんちの臭わない袋BOSS」という防臭効果のある、元々医療用だった素材の袋に投入。2重にしてお散歩バッグの中に入れて車内に保管(つまり3重)している。ここまですれば、車内でもまったく臭わない(なるべく人から遠いところに置くのが前提)。そして、高速道路のサービスエリアなどのトイレに中身だけ流すのだ。

 愛犬グッズには、お散歩で使うオシャレな防臭うんち収納バッグ(プープーバック)もあり、普段からドライブにも持っていけば、100%防臭効果があるかどうかはともかく、ないよりは便利だ。例えば「201(ニオワン)」は、粒状活性炭入り不織布製のお散歩用袋。こうしたものを活用すれば、臭いを気にせずに済むかも知れない。

 もし「どうしても車内に置きたくない!」というならば、強力マグネットで車体(バックドアなど)に固定する、軟質プラスチック素材の専用ケースを利用するのもいいだろう。容量は600cc程度のものもあり、小中型犬のうんちならば格納可能。カラーは各種あり、ボディーカラーに近いものを選べば違和感はない。車体保護シール付きのものを選べば、より安心。車体の傷つきを防いでくれる。

 もっとも、車体に強力マグネットで張り付けたうんちケースに入れて運ぶにしても、早期にトイレに流すことを忘れずに。そして、人とペットの共生のためにも、うんちは必ず持ち帰るか、トイレに流してほしい。うんちの放置が目立てば、その場所はやがてペットと入れなくなる可能性があるからだ。愛犬家として、それは最低限のマナーである。

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