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シートカバーで汚れから車内を守る!ファミリーや働くクルマにオススメな理由とは

ドレスアップ効果以外の多彩なメリット

 クルマのカスタム好きに支持されている室内用アイテムといえば「シートカバー」。本革風(正確にはPVCといった合皮素材)のルックスは高級感を高められるなど、見た目の向上に大きく貢献するが、実はファミリーや仕事に使う商用バンにも使い勝手がいい“実用品”というのはあまり知られていない。

 今回は、そんな理由を確かめるべく、兵庫県の淡路島に工場を持つシートカバーメーカー「イレブンインターナショナル」の福田さんに話を聞いてみた。

 カラフルなカラー設定や凝ったデザインで室内を彩るシートカバー。イレブンインターナショナルでは850以上の適合車種を誇り、数十億通りのカスタムオーダーも可能とあって、ドレスアップユーザーから絶大な支持を得ている。しかし、購入層のなかにはドレスアップ目的だけではない支持層もいるようだ。

 そもそも、シートカバーとは純正のシートにかぶせて使用するカバーのこと。導入する利点は幅広く、主に以下の4つが挙げられる。

◎座り心地が良くなる
◎クッション性が増すので疲れが軽減しやすい
◎シートを汚れから守ることができる
◎色目やデザインを変えることで室内の雰囲気を変えやすい

など、メリットは数多い。

 さらに純正シートがモケット生地の場合、愛犬家にとって毛がシートに張り付いて取りにくいのが悩みどころ。ところがシートカバーに使用されるPVC生地だと手入れがラクで、水拭きも可能だ。また、小さい子どもが靴のままシートに上がる、お菓子などの食べかすでシートを汚してしまうこともあるが、こんな時でもすぐにサッと汚れを拭き取れる。赤ちゃんを持つ家庭ならば不意のお漏らしにも安心というワケだ。

 また、シートカバーは単品パーツや生地だけの販売に対応するメーカーもあるので、頻繁に擦れる場所や万が一破れてしまった場合も安心(メーカーごとに対応は異なる)。タバコの火種で不用意に純正シートに穴をあけてしまった…なんていう愛煙家も多いはず。難燃性素材を使用したシートカバーを装着していれば安心といえるだろう。

 そもそも純正シートの値段はかなり高価。新車購入時にシートカバーを装着する人が多いのも納得の事実であり、ヘタったり汚れたりする前にシートカバーで保護というのは理に適った対応法なのだ。くわえて、純正シートへの汚れ付着を防ぐことができるため、車両の売却時に有利なことも付け加えておこう。

 最近では商用バンやトラックといった働くクルマ用の登場など、話題になっているシートカバー。メジャーなメーカーの製品ならば純正シートの機能性を損なわない設計がされており、シートベルトのアンカーやアームレスト、サイドエアバッグに対応しつつ、見た目の後付け感は皆無な仕上がりが期待できる。

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