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スーパーカーはマフラーの音量がうるさいのに合法的に公道走行できるワケ

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

エンジン始動時の迫力あるサウンドは測定範囲外

 次は承認を取る側、つまりインポーターに聞いてみることにしてみた。「始動時やアイドリング状態で排気音量を測定するわけではございません。具体的にエンジンをかけたときの”パオーン”という吹け上がりは関係ないです。この部分が測定に入ってしまうと、規制値は超えてしまいますね」とのこと。

 さらに「暖機した上で、一定回転を保って測定するので、ギリギリ収めることができます。アクセルを戻すときに、スーパーカーは”パコン”というような音がしますが、これも規定値を超えてしまうので注意が必要ですね」という答えが返ってきた。確かに一定の回転で回していれば、それほど音量は大きくないのかもしれない。   

 現在、騒音規制は厳しくなるばかりだけに、今後はギリギリですら収められず、スーパーカーでもかなり静かな排気音になってしまう可能性も考えられる。時代として仕方がないのかもしれないが、同時にさびしい気がするのも事実だ。

*写真はイメージです

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