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大切なクルマを長期保管する時にやっておくべきこと6つ

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

クルマは放っておくと調子が悪くなる

 クルマは乗ってナンボというのは事実だが、すべてのクルマが日々動いているわけではない。逆にまったく乗らないということもある。

 たとえば、仕事で海外赴任したり、予期せぬ入院をする場合など。また、旧車ではコレクションとして保管したり、部品待ちで長期間そのままということもある。経験がある人はわかるだろうが、最近のクルマでも長期間動かさないでいると調子が悪くなることがあるし、最悪の場合かからなくなることもある。 

 また、中古車の場合だと、年式に対して走行が極端に少ないからとバリモノ(程度がいい中古車)というわけでもなく、逆に調子はよくなかったりすることもある。長期間保管など、クルマを長い間動かさないときの注意点を整理してみよう。

1:定期的にエンジンをかける

 これは基本中の基本。かけるときはすぐに止めるのではなく、水温計が動くまで待つようにする。

 このとき、できれば近所を1周するなど近距離でいいので走行するとベスト。もしできない場合は、その場でいいので最低限ミッションを動かしてやる。MTなら各段に入れ、ATでもすべての段にシフトしてやる。そうれば、ミッション内のオイルが多少動くことで、ギヤやクラッチが固着するなどのトラブルを防ぐことにつながるのだ。

 

2:タイヤの接地面を変える

 ゴムでできているタイヤは同じ場所に力がかかり続けるとそこだけ平らになってしまう。いわゆるフラットスポットができるのだ。

 そこで、できれば定期的に少しでいいので動かして接地している部分を変えてやる。もしくは、ジャッキアップしてウマをかけておく手もある。

 また空気圧は、やや高めにしておく方が、変形しにくくなるのでいいだろう。

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