少しずつ充電を足せば遠出も可能
エンジン車の給油のように充電を考えると、急速充電器がもっと必要になるかもしれない。だが、クルマで立ち寄る先に普通充電器を設置しておけば、生活や余暇の中から給油のような充電のための時間が消える。
これこそEVでなければ不可能なことであり、遠出の旅であっても、特産の食べ物屋や、土産物屋、そして宿泊先に普通充電器があれば、停車するたびに少しずつ充電を継ぎ足していくことで、旅行の行程に充電時間を予定する必要が無くなるのである。
すでに都市部では、集合住宅や商業ビルの不動産価値を高めるため充電設備をあらかじめ設置する動きがある。同様の意識が、商業施設やレストラン、テーマパーク、旅行業にも広まれば、快適なEVライフを送ることができると思うのだ。
充電設備のさらなる整備は求められる。だが、ガソリンスタンドに替わる急速充電器だけではなく、駐車場に当たり前に整備される普通充電器の普及が待たれるところである。
【詳しくはこちら】
〈参考〉
・パーク24調査結果
https://www.park24.co.jp/news/2019/06/20190607-1.html
・日産自動車 資料(充電器)
https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf/charge.html
・経産省資料(ガソリンスタンド)
https://www.meti.go.jp/press/2018/07/20180719011/20180719011.html
・東京電力(事業用定電圧電気料金)