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輸入車の天敵モールの「ウロコ」!伸縮性に優れたテープで手軽にカバー

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TEXT: Auto Messe Web編集部  PHOTO: 増田貴広

耐候性の高いラッピングフィルム

 欧州系輸入車オーナーにとって共通の悩みが、ウインドウまわりのモールやルーフレールに発生する「シミ」、通称「ウロコ」だろう。原因は酸性雨とか日本の湿度の高さなど諸説あるが、補修やモール交換には手間も費用もかかる。そのようなウインドモールの悩みを手軽に解決するのが、愛工房の「ラップフィルム1080 G212」だ。ブラックメタリックのテープを貼るだけで、ウロコをカンタンに隠すことができる。

 欧州系輸入車のモールに発生するウロコは、シルバーのみならずブラックでも付いて、何よりくすんだ状態になり見た目が悪い。修理方法としては磨きとなるが、コーティング業者によると「手間の掛かる割りに、2〜3年でウロコが再び出てしまう」と作業をすること自体に消極的だ。ちなみに工賃はセダンで5万〜8万円という。

 愛工房の「ラップフィルム1080 G212」は、3M製ボディ用ラッピングフィルムをベースにした幅10mmと24mmの塩ビ・テープ。耐候性に優れ、伸縮性も高いので貼付面への追従性はバツグン。粘着面は剥がしたときに糊残りが少なく、それでいて高い接着性を持っているのが特徴だ。長さは、いずれも5m。ミドルクラスセダンやクーペまでなら1本で片側ウインドウまわりのモールをカバーすることができる。

 価格は10mmが1200円/5m、24mmが2000円/5m。いずれも税・送料込み。

 貼付は非常にカンタン!まずは必要な長さにカットする。ハサミでもカッターでも切れるが、その際、モールの端の角度に合わせてカットすると作業性は高まる。もちろん、貼り終わってからカットしても良いが、カッターでボディを傷つけないように注意してほしい。

 汚れや油分をパーツクリーナーなどで取ったモールには、ラップフィルム1080 G212(以下テープ)の剥離紙をはがし貼っていくだけ。車種によってモールの太さが異なるので、下揃え(モールの下側に沿って)で貼っていくのがポイント。テープがはみ出してしまったとき、カッターでカットするのがガラス側となるので、万一手元が狂ってもボディをキズ付ける可能性が下がるからだ。

 湾曲している部分は、その角度にもよるが、シワが出ても良いので下揃えで貼ってから、後でテープのシワを指で押さえつけるようにするとキレイに追従する。

 それでもシワや浮きが消えないようなときは、テープを引っ張りながら貼り付けていくといい。伸縮性があるので追従するだけでなく、接着力が強力でありながらノリが残りにくいので多少の貼り直しも効く。

 ウインドウの上部のモールは、フロントドアからリヤドアまでテープ1本で施工したい。ちょっと難しいように思えるが、前から丁寧に貼っていくとテープの追従性が良好なので意外に短時間で貼れる。

 もし、テープを継ぎ足すようなときは、進行方向前側を上にして一部重ね貼りすると走行風で剥がれるリスクを軽減できる(接着力があるので逆でも大丈夫だが、気持ちの問題)。

 撮影車はメルセデス・ベンツでモールはシルバー。ブラックメタリックのラップフィルム1080 G212を装着したことでウインドウまわりが引き締まった印象になった。また、車種や部位によってモールの太さが異なるので、10mmと24mmを上手く使い分けるといいだろう。

愛工房 http://www.megumikobo.jp/

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