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キャンプはどちらがオトク? テント泊とコテージ泊のメリット&デメリット

投稿日:

TEXT: 大森弘恵  PHOTO: 大森弘恵

テントは場合によって常設を選びたい 

 ひとくちにキャンプと言っても、大きく「自分で持っているテントに泊まる」、「キャンプ場に設置されているテントを利用」、「トレーラーハウスやバンガロー、ロッジで過ごす」に分けられる。もっともスタンダードなのが、テントをキャンプ場に持ち込み、自分で設営し、自分だけのキャンプサイトを作り出すというもの。家族4人のサイト料金は無料から1万円程度とリーズナブルに泊まることができる。また、キャンプ場の選択肢が圧倒的に多く、慣れてきたら環境にあわせてサイトレイアウトを考えるのも楽しいし、混雑するシーズンでも、予約なし・フリーサイトのキャンプ場ならば利用できる可能性は高く、ギリギリまで休みの調整ができない人も安心だ。

 ただし、雨に濡れたテントやタープをクルマに積んで帰り、翌日、自宅のベランダなどで干すという作業は大変。また、悪天候時はテントやタープが飛ばされないようにペグを増やさなくてはならないし、最悪、テントはそのままに避難する場合もあるため、悪天候時の滞在はストレスにも繋がりやすい。となれば、キャンプ場にあらかじめ建てられている常設テントを利用するのがいいかもしれない。かつてはデッキの上にシンプルなロッジ型テントを置いたものが多かったが、グランピング人気に伴い、ホテルライクに利用できるスタイルが増えている。料金は1泊5千円程度からグランピング施設なら数万円という感じだ。

 常設テントだとテント設営・撤収の手間がかからず、その分、ゆったり過ごせるのがメリット。当然、持ち込みテントより使用料は高いが、年に数回程度ならば毎回テントの設営&撤収だけで苦労するので、常設テントのほうがコスパは良好といえるだろう。また、流行のテントを常設するキャンプ場も多いので、購入前の居住性チェックとして利用することもできる。

 ただし、建てっぱなしのテントはメンテナンスを怠っていると劣化が進む。パンフレットやWEBサイトの写真はきれいだけれど、残念なテントに当たるケースも多いので、事前チェックしておきたい。

 

 

人によっては価値ありなバンガローやコテージ

 トレーラーハウスとはキャンプ場内に設置されたキャンピングトレーラーで、ベッドと簡易キッチンだけのものからシャワー付きのフル装備まで様々。バンガローとコテージには明確な違いはないが、バンガローはファニチャー(家具などの調度品)がない簡易的な小屋で、コテージは家具ほか快適にすごすための設備が備えられていることが多い。

 料金は、季節や設備によって大きく変わるが、1泊料金がバンガローで1万円前後〜、コテージやトレーラーハウスは2万円前後〜が相場だ。

 いずれも常設テントと同じく、テントの設営・撤収は不要。とくに雨の日や寒い日に落ち着いて過ごせるのがメリットだ。トイレ付きや食器、ベッド、テレビやレンジといった家電付きのゴージャスなトレーラーハウスやコテージならば不便は感じないと思えるが、快適さを求めると料金は跳ね上がるし、チェックイン・チェックアウトの時間もテント泊より厳しい場合が多い。また、自宅と変わらない充実装備のコテージもあるので、人によってはキャンプらしさを感じられないこともある。

 

行く回数によってはコテージの方がオトク?

 では、年間にかかるコストはどうだろう。整理して考えると、ファミリーキャンプ4人分の道具を初めてそろえる場合、25万〜30万円が一般的な目安。さらに幼稚園入園または小学校入学でキャンプを始め、お子さんが自立する11歳〜12歳で行かなくなる家庭が多いことを考慮し、2タイプのシミュレーションしてみた。キャンプ期間が倍になってもコテージ以外はコストが倍になるわけではないことも下の表で確認してほしい。

 このように、キャンプにハマってしまった結果、行く回数が増えるほど持ち込みテントはリーズナブル。数回しか行かないならコテージのほうがオトクだ。テントや道具の買い足し具合によっては、持ち込みテントでもコテージ泊との差はもっと縮まる。

 この夏、キャンプデビューをする人も多いだろう。初めてのキャンプでは、テントを建てて、ランタンに火を灯し、料理を作って焚き火をする……など作業が多い。最初はコテージやトレーラーハウスに宿泊して、BBQや焚き火、ランタンに慣れる。次は常設テントやバンガローに泊まり、寝袋泊をプラス。キャンプにハマりそうだと確信したら道具をそろえてテント泊デビュー……という具合に段階を踏むと、現地での心のゆとりが生まれ、コスト的にもオトクと言える。

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