降雪地域などではスノーシーズン終わりに作業したい
では、自分で下まわりを洗浄するのはどうなのだろうか。ガソリンスタンドの洗車機に『下まわり洗浄』のオプションメニューがあったり、家庭用の高圧洗浄機も手ごろな価格になってきた。それらを利用するのはモチロンOKであり、自分でクルマを持ち込むユーザー車検では、それが唯一の方法といってもいい。
ただし、下まわり洗浄は車検に必要な作業ではなく、主な目的はあくまでもトラブルの発見だ。クルマの下に潜って目視しなければ気付かないことは多いし、場所の特定や修理となれば当然ながらプロに頼むほうが確実。普段から愛車をメンテナンスしていたり、メカの知識や技術に自信がある人なら、作業を楽しみながらDIYするのもいいだろう。
なかでも降雪地帯のユーザーはオススメ。トラブルの早期発見と同時に、凍結防止のために撒かれた塩化カルシウムがサビの発生を進めてしまうため、スノーシーズン終了と同時に下まわりを綺麗にしておくと車体のサビ防止に役立つはず。
予算は5千円程度。必ずしも必要ではないものの、ボディが錆びやすい旧車オーナーや愛車を綺麗に乗りたい人(周りから見えない部分も)には価値あり。あとは、個々がどう判断するか、だ。