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日産 新型セレナが360°セーフティアシストを全車標準化 へ 239万9760円から

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TEXT: 石田 徹  PHOTO: NISSAN

他の追従を許さないミニバンベストセラー

 日産自動車は、ミニバンのセレナをマイナーチェンジ。デザインを一新するとともに、全方位運転支援システム(360°セーフティアシスト)を全車標準装備とするなど、先進安全技術の装備を拡充した。昨秋からの逆風が未だ強く吹くなかで、同社の稼ぎ頭であるセレナの商品力を強化して、巻き返しの礎を築こうとしている。

 セレナは、1991年の発売以降、家族のための安心できるミニバンとして親しまれてきた。現行モデルのC27系は5代目で、2016年8月に運転支援システム「プロパイロット」を擁して華々しくデビュー。さらに2018年3月にはシリーズハイブリッド「e-POWER」搭載グレードを追加した。100%モータードライブの電動パワートレインによる“ワンペダルドライブ”という新しい運転のスタイルを提案している。

 ここ数世代にわたって、トヨタのノア/ヴォクシー/エスクァイア、ホンダのステップワゴンとライバル関係にあり、売れ筋のMクラスミニバンでのベストセラーの座を競ってきたことは周知の事実。直近ではセレナの勢いが勝っていて、2018年度(2018年4月~2019年3月)の国内ミニバン市場でもトップの座を確保している。

 そんなセレナがさらに進化。エクステリアではまず、クロームを贅沢にちりばめた宝石のようなパターンで、リッチで押し出しの強い「ダブルVモーショングリル」に注目。また、縦長のリヤコンビランプをハイウェイスター専用パーツとしてデザインするなど、セレナが持つ品格のある佇まいはそのままに、より力強くスポーティに進化させた。さらにセレナe-POWERには、新たに16インチアルミホイールを設定。よりダイナミックで存在感のあるデザインを採用している。

 ボディカラーは、セレナの新しい夜明けに相応しい朝日をイメージしたサンライズオレンジと、より精悍でスポーティな印象のダークメタルグレーという2色を新たに追加。4種の2トーンカラーを含めて、全14色とした。2トーンカラーはルーフをダイヤモンドブラックに統一して、スタイリッシュかつスポーティな印象になった。

 そして先進安全技術では、360°の安全を提供する「全方位運転支援システム」を全車標準設定とし、より安全性能を向上。前方では、対向車がいてもハイビームを維持できるアダプティブLEDヘッドライトシステムを日産車として初採用。フロントカメラで前方の状況を検知し、対向車や先行車の有無に応じて、両側に12個ずつ配置されたLEDの照射パターンを変化させることで、視認性の高い状態を常に維持する。

 後側方では、走行中に隣接レーン後側方を走行する接近車両との接触回避を支援するインテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)やBSW(後側方車両検知警報)、後退時に後方を横切ろうとする車両を検知し注意を喚起するRCTA(後退時車両検知警報)を新たに設定した。

 また、踏み間違い衝突防止アシストを標準装備化したことで、全車がセーフティ・サポートカーS<ワイド>(サポカーS<ワイド>)該当車となった。さらに「プロパイロット」の機能もブラッシュアップ。ドライバーのストレスをさらに軽減するため、下り坂での設定速度保持や、よりスムーズな減速を可能とするブレーキ操作などが可能に。ワイパーの機能向上も図っている。

 価格は239万9760円から365万7960円。

 

今秋デビューのオーテックも一新

 今回のセレナのマイナーチェンジと連動して、オーテックジャパンからリリースされるAUTECHブランドのセレナのマイナーチェンジも発表された。主な構成は、カスタムカーの「AUTECH」、助手席側にドア開閉と連動して大型のステップが出てくる「ステップタイプ」、福祉車両の「ライフケアビークル(LV)」シリーズだ。

「AUTECH」のエクステリアは同ブランド共通のドットパターンをより強調させたフロントグリルに変更、ブランドカラーであるブルーのシグネチャーLEDを配置して個性的なデザインとするなど変更されたが、発売は今秋からで、価格も未定だ。

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