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80台限定コルベットや希少フェラーリデイトナが出品! オーバーンフォールオークションの落札価格予想

予想落札価格は安定傾向か

 RMオークションは8月29日から9月1日にかけてアメリカ・インディアナ州で行われる「オーバーンフォールオークション」にて開催される。ヨーロッパのスポーツカーやホッドロッドなどクルマ好きの心を掴んだ車両が多く出品される。気になるクルマを紹介しよう。

1971年式フェラーリ365GTB/4デイトナ

予想落札価格:5699万6625円〜6785万3125円

「1971年12月2日にフェラーリ社で完成した」とフェラーリ専門家のマルセル・マッシーニ氏の資料にあるこのデイトナは、白いボディに黒いレザー内装、左ハンドルでエアコン付きで出荷されたとある。同月後半にネバダ州リノにあるフェラーリの代理店:Modern Classic Motorsに納入された。

 翌年の4月19日に、ワシントンに住む最初のオーナーであるゲイリー・マクラウド氏に販売されたデイトナはノースカロライナに拠点を置いていたフェラーリコレクターと共に過ごしていた。その期間に白いボディからシルバーに塗装され、1996年までニューメキシコ州のウィアムズ氏によって所有されていた。

 1999年11月、デイトナはニューメキシコ州ロスルナスのアールウィットモアに移った後は、今の赤いボディを纏っている。その後、テキサス州からオハイオ州に住む著名なコレクションの一部となり、2016年に現在の所有者の元へ来た経緯となっている。

 オーナーズマニュアルや1970年代半ばまでのサービス記録が付属される。

1970年式フォードマスタングボス429

予想落札価格:2280万222円〜2388万8040円

 名前はわからなくても映画で1度は見たことがあるのではないだろうか。スティーブ・マックイーン主演の「ブリッド」をはじめ、本格アクション映画のジョン・ウィックに登場したのは、今回出品される同型車のマスタングボス429だった。

 わずか500台しか生産されていない内の429台目にあたるマスタングボス429は、完全に修復されてはおらず、グラバーブルーに1度だけ再塗装されているだけ。内装は工場オリジナルコードのTWホワイトビニールを身につけている。こんなに綺麗に残っているのも3人目のオーナーが購入して以来、約30年間倉庫に眠っていたこともあるからだろう。現在のオーナーはキャブレターなど普通に動くように約1万ドル整備されている。

 車両には販売請求書やフォードモーターカンパニーディーラの契約書、歴史的なファイルが含まれている。

1968年シボレーコルベットスティングレイL88コンバーチブル

予想落札価格:5186万5250円〜6278万4250円

 スーパーカー世代ならサーキットの狼、クルマ好きなら漫画カウンタックやふたり鷹といった名作に登場していたシボレーコルベット(C3)。今回出品されるのは、約200台ほど生産された内の、1968年に80台しか生産されなかったコルベットスティングレイL88コンバーチブルだ。

 L88とはエンジン型式のことで元々レース用に開発をしていた7リッターエンジンを市販モデルに搭載。60マイルまでの加速は4.2秒とスーパーカーに劣らない性能を発揮した。出品車両は綺麗にレストアを施されている。現車はハードトップを装着しているが、ソフトトップも残されている。

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